スクーは10月10日、同社が運営する「schoo WEB-campus(schoo)」のリニューアルを実施した。これまで「プレハブ校舎版」として運用していたサービスを「本校舎ベータ版」とし、有料会員向けのサービスも新たに追加する。
スクーはさまざまな業界のスペシャリストを講師に招き、毎週木曜日の夜にオンラインで授業を生中継するサービス。授業で学んだことや考えたことは「リアクション」として投稿できるほか、チャット機能も用意。受講者間でのコミュニケーションも盛んだという。これまでの1回あたりの受講者数は500人から2400人ほど。
本校舎ベータ版では、生中継授業を見逃した場合でも、タイムシフト視聴が可能になる。録画再生ではチャットや講師への事前質問なども再現する。無料会員であれば1カ月1本まで、新たに提供する月額525円の有料会員プラン「学部生」であれば本数制限なしでの視聴が可能。学部生については、今後schooが提供する新サービスについて、優先利用できるような特典も予定する。
また、これまで提供していたPC向けサービスに加えて、iOSや Android端末での視聴にも2013年1月をめどに対応を進める。授業については「ビジネス学部」と銘打ち、ビジネスマン向けにマネジメントやマーケティング、最先端のITに関する情報などをテーマに再構成する。
スクー代表取締役社長の森健志郎氏は、「『授業を受けたいけれど受けられない』という声は以前から多く、録画視聴サービスは考えていたが、制作運用面のリソースが不足していた。しかし8月にはこれまでボランティアで協力してくれていたデザイナーら2名が社員となり、開発速度が上がっている」と説明。ニューアル後も「まだやりたかったことの半分くらいしかできていない。提供したい機能は多い」としている。
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