一方、東芝 デジタルプロダクツ&サービス社 TV商品統括部 参事の本村裕史氏は「REGZAブランド誕生から7年目になり、本気度満々のテレビを作りたいと思って作ったのがZ7」と商品を位置づける。
REGZAのフラッグシップであるZシリーズは、ZP3/ZT3シリーズが現行モデル。順当にいけば「Z4」という型番がつくところを「4、5、6を飛ばして一気に7になったのも本気度の現れ」という。
Z7シリーズは複数のチャンネルの番組をまるごと一時保管する「タイムシフトマシン」機能が最大の特長。2009年に発売された「CELL REGZA 55X1」(発売当時の店頭想定価格100万円前後)に搭載されていた機能をよりスマートにコンパクトにして内蔵させている。
「タイムシフトマシンは、ご購入いただいたお客様10人が10人ご満足いただいている機能。しかしこの機能を体感していないお客様からは『そんなに録画してもみるものなんてない』というコメントをいただく。使っている人と使っていない人にはすごくギャップがあって、このギャップを埋めない限りタイムシフトマシンのすごさは多くのお客様にはつたわらないだろうと思った」と話す。
そのギャップを埋めるために開発されたのが今回のZ7シリーズだ。「今まで一時保管した番組は過去番組表という形で見られるようにしていたが、これだとお客様自身がタイムシフトマシンのベネフィットを一瞬では体感できない。使う前から『便利、わかりやすい』と思っていただくために、タイムシフトマシンの機能を“見える化”した。『ほかにもこんな番組』として関連番組を表示させたり、TimeOnを使った『みどころシーン再生』などはそのために追加した機能だ」。
テレビ離れという言葉が飛び交う昨今だが、本村氏は「おもしろい番組はいっぱいあるけれど、それにリーチできないために『見る番組がない』というコメントにつながってしまう。新REGZAは、見たい番組を見つけてきてレコメンドしてくれるテレビ。それを将来ではなく、いますぐに見られるというこの時代のベネフィットを受けられるモデルになっている」とした。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
企業や自治体、教育機関で再び注目を集める
身近なメタバース活用を実現する
パナソニックのV2H蓄電システムで創る
エコなのに快適な未来の住宅環境
OMO戦略や小売DXの実現へ
顧客満足度を高めるデータ活用5つの打ち手
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」