モンスター・ラボは9月19日、音楽ストリーミングアプリ「monstar.ch(モンスター・チャンネル)」の提供を開始した。まずはiOS向けにアプリを提供し、11月にAndroid向けにもアプリを提供する予定。アプリのダウンロードは無料。より多くの機能を利用できるプレミアム会員は月額350円となっている。
monstar.chは、「まったりしたい」「オシャレにきめたい」といった8種類の「気分」と「ROCK/POPS」「CLUB」といった7種類の「ジャンル」でチャンネルを選ぶだけで、テーマにあわせた音楽が再生されていく音楽ストリーミングサービス。モンスター・ラボが権利許諾を受けているインディーズ楽曲など約300万曲の中から、同社専属のDJがそれぞれのテーマに沿って曲をセレクト。当初は各チャンネル70曲を用意するが、毎月30曲ずつ追加していくという。新着曲や人気曲だけを流すといったことも可能だ。
FacebookやTwitterのアカウントと連携すると、再生されている楽曲に対してコメントをつけたり、「いいね」を押したりして、その内容をソーシャルメディア上でシェアすることができる。iTunesで販売している楽曲であれば、そのリンクも用意される。
また、monstar.fm上でフォローしたユーザーや、好みの楽曲の趣味が似ているユーザーが「いいね」を押した楽曲などが表示されるフィードも用意。このフィード上の楽曲を連続再生するといったこともできる。
そのほか、「ビートルズトリビュート」「コーヒーブレイク」などさまざまなコンセプトでDJが選曲した特集チャンネルも用意。チャンネルについては、毎週1チャンネルが追加される。
月10時間までの利用は無料だが、プレミアム会員になると時間制限がなくなり、お気に入りの曲をリスト化して再生できる「マイリスト」機能が利用できるようになる。
SpotifyやPandora Radioなど、海外では主流になりつつある音楽ストリーミングサービスだが、日本ではMTIやヤマハなどがAndroid向けに提供している程度。モンスターラボの代表取締役のいな川宏樹氏(いな:「魚」へんに「弗」)は「monstar.chにはiTunesへのリンクもあるので、結果的に総ダウンロード数は増える。プロモーションとして利用するのも有効なのでは」と期待をよせる。
また、想定するユーザーについては、『楽曲をダウンロードして購入する』というのはよほど好きなアーティストなどでないとできないが、ストリーミングだと何となくで音楽を聴ける。音楽ファンにも聞いてもらいたいし、音楽にお金を出すほどじゃない、という人にも聞いて欲しい」と語った。
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