オペレーティングシステム(OS)の「Android」と「iOS」は、われわれが思っている以上に人気があるのかもしれない。
調査会社のFlurry Analyticsは米国時間8月27日、iOSとAndroidは、1980年代にテクノロジが急成長を遂げた当時のPCより10倍の速さで採用されていると発表した。この2つのモバイルプラットフォームは、1990年代に高成長期を迎えたウェブよりも2倍の速さで、最近のソーシャルネットワークと比べても3倍の速さでユーザー数を増やしている。Flurryは、これらのテクノロジの採用が幅広く拡大した最初の5年間の数値を基準としている。
Flurryによると、7月の時点で使われていたiOSやAndroidベースのデバイスは6億4000万台だという。そのうち、1億6500万台が米国で使用され、1億2800万台が中国で使用された。英国は第3位で3100万台、その後に韓国の2800万台、日本の2200万台が続く。
Flurryは8月27日の発表の中で「われわれの計算によると、米国では稼働デバイスが前年比で約3000万台の増加となった一方、中国では1億台以上の稼働デバイスが新たに市場に投入された」と述べた。「このペースで進むと、中国は早ければ2012年の休暇シーズンに、実際のインストールベースで米国を追い抜く可能性がある」(Flurry)
この理由は簡単だ。Flurryによると、昨年中国ではiOSとAndroidの採用数が401%増加した。そして、チリが279%、ブラジルが220%の増加となり、トップ3を占めている。
AndroidとiOSが広範囲に普及していることは明らかだ。調査会社のIDCは8月に入り、この2つのOSが全世界のスマートフォン市場の85%のシェアを占めていると発表した。しかし、その中でもAndroidはiOSのシェアを奪い、68.1%のシェアを記録している。
Flurryは、プラットフォームの人気について独自の調査はしていない。しかし、他の興味深い見解を示している。例えばシンガポールは、国内でのAndroidとiOSの市場占有率が92%であり世界第1位だ。次いで香港が87%、スウェーデンが86%の占有率となっている。米国は78%の市場占有率で第5位だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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