キングソフトグループのMobile In Styleは8月22日、MVNOとして、7インチタブレット「eden TAB(エデンタブ)3G+Wi-Fiモデル」(SIMフリー)と3G回線をバンドルし、edenTABの公式サイトで発売した。なお、Wi-Fiモデルは2月25日に、3Gモデルは7月28日に販売を開始している。
eden TABは、1280×800ドットの7インチディスプレイを搭載したタブレット。OSにはAndroid 4.0を採用。1.2GHzのデュアルコアCPUや約800万画素のカメラを搭載するほか、キングソフトが提供するセキュリティソフトやオフィスソフトもプリインストールする。カラーは、ホワイト、ブラック、ピンクの3色。
Mobile In Styleでは、NTTドコモのネットワークを利用したMVNO事業者として、端末と3G回線をバンドル販売する。2種類のプランを用意しており、端末と128Kbpsの回線をセットにした「お手軽プラン」を月額2480円で、7.2Mbpsの回線をセットにした「スタンダードプラン」を月額4580円で提供する。いずれも2年契約が条件となる。
同日の会見で登壇した、Mobile In Style代表取締役社長の下浩子氏は、端末と3G回線のバンドル販売について、「端末メーカーとしては初めての取り組み」と自信を見せる。
今後はコンシューマ向けのカスタマイズ端末も展開していく。8月6日に予約販売を受け付けた女性アイドル吉川友さんとのコラボモデル「KIKKA TAB」は、限定100台と少数だったこともあるが、即日完売となったという。
そのほか、月額課金と絡めた広告モデルによって月額料金を下げる施策を導入する予定であるほか、ビジネス向けには企画端末やデジタルサイネージによる展開も検討していくとした。
同日には、キングソフトのオンラインストレージサービス「KDrive(ケードライブ)」の無料容量が、従来の2Gバイトから最大50Gバイトまで増量することも発表された。新規登録時は30Gバイトまで無料で利用でき、ログイン後にチェックインボタンのクリックや友だち招待、「KINGSOFT Office」のシリアルナンバーを入力することなどにより、最大50Gバイトまで増量できる。
さらに、iPhoneとも連携するMac版アプリ「KDrive for Mac(β)」を発表。iPhoneアプリ、Androidアプリ、Windows PC向けクライアントソフトの新バージョンも発表された。iPhoneアプリの新機能「クラウドカメラ」は、撮影した写真がストレージ上に自動アップロードされるため、iPhoneの容量を気にすることなく利用できるという。
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