キングソフトのグループ会社であるMobile In Styleは2月17日、7インチのAndroidタブレット「eden TAB(エデンタブ)」のWi-Fiモデルを2月25日に発売すると発表した。価格は2万9800円で、2月17日より同社サイト内で先行予約を受け付ける。
eden TABは、1280×800ドットの高解像度ディスプレイを採用した7インチタブレット。1.2GHzのデュアルコアCPUと約800万画素のメインカメラ、約200万画素のサブカメラを搭載。キングソフトの提供するセキュリティソフトやオフィスソフト、ストレージサービスなども搭載する。
女性層をターゲットにしており、女性でも片手で操作できるよう軽さ(約330g)とサイズ(幅約118.8mm)にこだわった。本体カラーもホワイト、ブラックに加えてピンクを用意している。
OSのバージョンはAndroid 2.3だが、今後Android 4.0にバージョンアップする予定。ただし、Googleの認証を受けていないことからAndroidマーケットには対応しておらず、ACCESSPORT独自のアプリマーケット「Tapnow」に対応するという。
同日の記者発表会で登壇したMobile In Style代表取締役社長の下浩子氏は「コンシューマには電子書籍や映像コンテンツを組み合わせた提案をすることでモバイルライフスタイルを変えていきたい。また企業向けにはキングソフト製品との組み合わせてよって利用シーンを創出することで、モバイルビジネススタイルを変えていきたい」とコメント。
同社では、ユーザーに使用感を試してもらうため、オンラインショップ限定で、製品を使用後であっても、購入から14日以内であれば返品できる「14日返品OK!お試し無料サービス」を実施する。また4月下旬には3Gモデル(SIMフリー)を発売する予定で、MVNOとの提携により端末代金を0円で提供するプランも予定しているという。
Mobile In Styleは、ハイスペックなスマートデバイスを低価格で提供することを目的に1月5日に設立された企業。キングソフトのCEOでもあるLei Jun氏が率いる、GoogleやMotorola出身者による技術会社Xiaomiから技術サポートを受けている。
eden TABは同社発の端末の第1弾となるが、タブレット内に搭載するコンテンツやアプリから広告収入を得ることで、本体価格を最小限に抑えているという。たとえば、プリインストールされたDHCやニッセンのアプリなどを通じてショッピングをすると、収益の一部が同社に支払われるレベニューシェアなどを想定している。また今後はオリジナルタブレットのOEM提供も行う予定だ。
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