ニュースアグリゲーターのDiggがサイトを見直している。その結果、見出しリストの廃止や写真の追加、FacebookおよびTwitterでの反応のDigg票数への統合などが行われる。コメント機能はまだ提供されない予定だ。
Diggが米国時間7月30日にRethinkdiggブログに投稿した記事によると、同サイトの新チームは将来的にDiggの発信力の強さを復活させたいと考えているという。新生サイトは今週中にローンチされる予定だ。
Rethinkdiggブログへの投稿には「2004年に開設されたとき、Diggはユーザーが自分と同じ考えを持つ人々と会話できる、ウェブ上の数少ない場所の1つだった。今日、会話はあらゆる場所で行われている。そして、Diggが2004年に解決し始めた問題は、今では解決策が豊富にある」と書かれ、「ローンチ時からコメント機能をサポートするのであれば正しくやる必要があると、理解している。しかし、6週間で正しくやるのは不可能だ。今後数週間のうちに、われわれはコメント機能に関するいくつかの実験を行う予定で、それにはより多くの恒久的機能が含まれるだろう」と続く。
新サイトは、新しいDiggチームが約束した、ユーザーに主眼を置いた全体的な再構築の成果になるだろう。同チームは、ユーザーが何を求めているのかを知るために、ユーザー調査も実施した。
Diggはデザインの刷新とともに、注目に値する記事の選定を支援するモデレータを追加し、さらに新しい「iPhone」アプリとそのほかのスマートフォンおよびタブレット向けの新モバイルサイトによってモバイルにも力を入れている。同ブログによると、Diggが調査したDiggユーザーの56%は、1日に何度か携帯電話でニュースを読むと回答したという。
同ブログに掲載された新サイトのモックアップを見ると、ホームページはよりすっきりし、それぞれの見出しに写真が添えられている。Diggは「Newsrooms」「Newswire」のラベルがなくなり、その代わりに「Top Stories」「Popular Stories」「Upcoming」へのアクセスを提供するDiggフィードが目立つように配置されている。
現在のインターネットコミュニティーは、膨大な数のソーシャルメディアを利用して、人々がどの記事を読むのかに影響を及ぼし、本質的にあらゆる場所で「digg」のような行為を実行している。そして、新生Diggは、Facebookの共有とTwitterのツイートを票数の集計に組み込むことで、そうしたdiggを捕らえたいと考えている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」