VASILYは7月12日、同社が運営するファッションコーディネートサイト「iQON」とスタートトゥデイ運営のファッションECサイト「ZOZOTOWN」の連携を発表した。ZOZOTOWNの商品画像を使って、iQONでのコーディネート作成が可能になる。
iQONは、ECサイトで販売されているファッションアイテムの画像を使ってコーディネートを作成し、ウェブ上に公開、共有できるサービス。月間訪問者数は3月時点で100万人を突破。6月までに10万件のコーディネートが作成されている。
これまでiQONでは約70万点の画像を利用できたが、ZOZOTOWNとの提携で約6万点の商品画像が新たに追加された。
今回の連携についてVASILY代表取締役社長の金山裕樹氏は、「もともとユーザーから、ZOZOTOWNの商品画像でコーディネートを作成したいという声は多かった。ZOZOTOWNは日本でナンバーワンのファッションECサイト。写真のクオリティも高い」と語る。
iQONでは、コーディネートに使用した商品のアフィリエイトを行っているが、「瞬間最大風速になるが、1カ月で1つのECサイトに20万件の送客を行った実績もある」(金山氏)という。中でも商品画像のクオリティが高いものは人気が高いということで、今回の連携はラインアップの拡充以上に、画像のクオリティ強化という点でも、iQON、ZOZOTOWNの両者にメリットが期待できるという。
VASILYでは今後、両社の強みを生かしたさらなるサービス間の連携も予定しているという。「(ZOZOTOWNユーザー向けのSNSである)ZOZOPEOPLEとの相性も良いのではないか」(金山氏)
サービス連携の先に、スタートトゥデイへの事業売却の可能性はあるのだろうか。これについて金山氏は、「一般論として、投資家がいる以上は条件が合えばイグジットを考えなければならない。だがあくまで目指すのはIPO。なぜならそれこそが最も大きなイグジットだと考えている」としている。
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