もっとも成功しているソーシャルネットワーカーは、自分に関する大量の情報をオンライン上で垂れ流している者ではない。そのような振る舞いはプロフェッショナル的ではないように思われ、かえって評判を傷つけてしまう。
ソーシャルネットワーキングを使って昇進する可能性が高い人たちは、自分のブランドを築くために個人情報を選び抜いており、これには自分が持っているスキルセット、経験、人脈などの情報が含まれる。
とはいえ、時おり趣味や興味のあることについて触れる人も、やはりさまざまな種類の影響力を持つ人との意味のあるつながりを作ることができる。たとえば「Google+」では、似た趣味を持つ人たちをグループ化し、自分の更新情報や頼み事が、それを受け取って欲しい人に届くようにすることもできる。
ソーシャルツールを使って一歩抜きんでるための方法には、自分の組織について学ぶために使うというものもある。多くの企業は、すでにネットワークやブログを持っており、これらの情報チャネルを、従業員のスキルや、会社のニュースや取り組みに関する情報を提供するのに使っている。従って、それらのフォーラムやコミュニティに興味を持つのも、参考になるかもしれない。
ソーシャルメディアを使って自分の会社ついての話題を追跡するのもいいアイデアだ。例えば、自分の会社についての話題がTwitter上で出てきたら、最初にそれを見つけることができる。これは上司に対して自分が組織に関心を持っていることを示すことができ、彼らによい印象を与えられるかもしれない。
「成上り者」たちはまた、それらのツールを賢く働くために使っている。われわれの多くは、読む時間のない電子メールに埋もれたり、長すぎると思えるほど長時間かかる打ち合わせに拘束されたりしている。
より効率的に仕事を進めるために、ソーシャルツールがどう役立つかについて創造的に考え抜くことで、こうした社内の時間を取られる慣習を変えられるかもしれない。例えばインスタントメッセージを使えば、質問に素早く答えたい時には時間の節約になる。
一部の打ち合わせは、オンライン上で、同時に複数の人で文書を共同編集することで置き換えられるかもしれない。これには、さまざまなツールを試して、自分で効率的な方法がないかを学んでいくしかない。そうすることで、チームの中でより効率的なメンバーであると見てもらえるようになる。
常にチャンスに乗じようと身構え、やる気のある人こそ、自分の前に成功につながるチャンスが現れたときにそれを掴める可能性が高いということを覚えておくべきだ。それが、彼らがソーシャルツールを使って昇進している理由だ。
彼らはそれらのサービスが、よく知り、よくつながり、より生産的に活動するのに役立つことを知っている。もし読者の中に、このことについて苦々しく思っている人がいれば、ソーシャルメディアが自分のキャリアにどう役立つかを考えてみることをお勧めする。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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