ソニーは7月3日、クラウドベースの定額制音楽配信サービス「Music Unlimited(ミュージックアンリミテッド)」を日本でも開始した。1000万曲を超える楽曲を対応機器で再生できる。
利用料は30日間で1480円。EMIミュージック・ジャパン、ソニー・ミュージックエンタテインメント、ユニバーサル ミュージック、ワーナーミュージック・ジャパンなどが楽曲を提供しており、今後順次追加されていくとのこと。現時点では洋楽中心のラインアップとなっており、一部邦楽が提供されている。
対応機器は、Android 2.1以降のOSを搭載したスマートフォンやタブレット端末と、Android搭載「ウォークマン」のほか、「PlayStation 3」、「PlayStation Vita」、Windows PC、Mac。7月中旬以降にネットワーク対応の液晶テレビ「BRAVIA」(2010年以降の発売モデル)、BDプレーヤー「BDP-S380」「BDP-S480」、アンプ「TA-DA5700ES」向けにもサービスを開始する予定だ。
Music Unlimitedでは、合計57の音楽チャンネルが設定されており、「ジャンル」や「年代」、最新ヒットチャートが聴ける「プレミアム」など、好みに応じたチョイスが可能。ソニー独自の12音解析技術をベースに、リラックス、朝のおすすめなどが聴ける「SensMe」などが用意されている。
お気に入りのアーティストを登録すれば、アーティストの楽曲を中心とした「マイチャンネル」を作成することがもできる。
また、ユーザーが楽曲の好き、嫌いを選択することで、嗜好を学習し、ライブラリの中から好みに合うと思われる楽曲を自動的におすすめするパーソナライゼーション機能も装備。嗜好は音楽チャンネルに反映され、より好みにあった楽曲やアーティストと出会うチャンスが広がるとしている。
クラウド上には、お気に入りの楽曲を集めたライブラリを作成でき、単一アカウントでどの対応機器からでも同じライブラリを楽しめるとのこと。楽曲はインターネット経由のストリーミング配信に加え、事前にプレイリストやチャンネルをキャッシュすることで、オフライン再生にも対応する。
PCなどに保存している楽曲やプレイリストは、クラウド上の楽曲と同期でき、同期された楽曲とリストはクラウド上にある「マイライブラリ」に自動的に反映されるとのこと。マイライブラリにある楽曲はどの対応機器からでもアクセスできる。
利用するには「Sony Entertainment Network」のアカウントが必要になる。加入後最初の30日間は無料で利用できる30日間無料体験を用意している。
Music Unlimitedは、2010年12月に英国、アイルライドでサービスをスタート。その後北米、欧州に順次導入しており、今回日本でのサービス開始により、全世界17カ国で展開されていることになる。
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