ユーザーが周囲にいる人々を見つけるのを支援するFacebookの新機能は、同様のサービスをこの1年間提供している会社によると、盗作だという。
ジオロケーションに基づいて近くにいる他のユーザーを示すサービスを提供しているFriendthemの最高経営責任者(CEO)は、最初にこのサービスを始めたのは同社であり、2012年初めにはFacebook幹部とそのアイデアについて話をしたと述べている。
FriendthemのCEOであるCharles Sankowich氏は米国時間6月25日、「Facebookが『Find Friends Nearby』と呼んでいる機能でわれわれのアイデアをあからさまに盗んでいることを24日に知って驚いた」と、米CNETや複数のメディアに送った電子メールの声明で述べた。
「FacebookのエンジニアであるRyan Patterson氏は、この機能がハッカソンで『Friendshake』として誕生したと主張しているが、Friendthem.comの商標物を盗んだものに過ぎないとわれわれは確信している」と、Sankowich氏は付け加えた。
Facebook側はその機能を重要視せず、テストと呼んでいる。
同社の報道担当者は米CNETへの電子メールによる声明で、「これは正式リリースではなく、一部の技術者がテストしているものだった。色々テストした結果、正式版としてリリースされるものもあるし、そうでないものもある」と述べた。
Sankowich氏は、2月にFacebookのある幹部と会食し、Friendthemが開発したものについて話し合い、同じ人物から「そのアイデアを本当に気に入った」と後で言われた、と米CNETによる取材で述べた。また、Sankowich氏によると、地理ベースの別のソーシャルディスカバリーツールであるGlanceeをFacebookが買収した直後、同じ人物にその後の状況を問い合わせてみたが、それに対する返信はなかったという。
技術ブログのTechCrunchが最初に指摘した問題の新機能は、24日にFacebookのモバイルアプリケーションでひそかに導入された。この機能はロケーションに基づいて近くにいる別のFacebookユーザーを見つけるが、その目的はユーザーのソーシャルコネクションを拡大することにある。
太平洋時間午前11:30更新:Facebookは、同社の「iOS」アプリと「Android」アプリを通じてモバイルデバイスからこの機能を無効にしただけでなく、同社のモバイルサイトでも無効にしたようだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」