新たな方向性と世界観に舵を切った14作目--PS3「アーシャのアトリエ」 - (page 2)

 岡村氏は、人気の高いアーランドシリーズについて「イメージがきらびやかで、少女マンガのような雰囲気やキャラクターデザインを担当した岸田メル氏のイラストを忠実に再現することを目指したビジュアルや世界観で展開していた」としたが、今回は新シリーズであることからまったく別の方向性に舵を切り、より多くのユーザーに向けてアトリエシリーズを展開するべく、黄昏の世界という退廃的な世界観にしたという。そのイメージの転換とシックなビジュアルから、今回のキャラクターデザインを手がける、イラストレーターの左氏に打診したとのこと。

 左氏は、アーランドシリーズの好評さから依頼に対して悩んでいたところもあったが、学生時代に遊んだことのあるシリーズということもあり、快諾したとのこと。また、会場ではオープニングムービーの制作を手がけたポイント・ピクチャーズの高津幸央氏も姿を見せ、オープニングテーマ曲の「花標」にのせたムービーも公開。曲の持つ雰囲気と物語性を重視したという制作エピソードなどを語っていた。

  • 左氏(左)と高津幸央氏(右)

  • 左氏によるニオのデザイン画が公開。決定するまでに何回も変更があったという

  • 最終的なデザイン画がこちら

キャプション
井上麻里奈さん(左)と伊瀬茉莉也さん(中央)。バトルテーマ「Stargazer」を歌う紗也さん(右)も登場した

 発表会では、アーシャ役の井上麻里奈さんと、ニオ役の伊瀬茉莉也さんも登場。井上さんはセリフ量の多さに驚いたことや、アフレコ時には決められた通りのセリフだけではなく、アレンジやアドリブを重視してくれたことで演じやすかったことをエピソードとして語っていた。また伊瀬さんは、行方不明のキャラクターであることからセリフ量は多くなかったものの、アーシャと再開する前と後のシーンがあり、その心情の変化が難しかったと話していたほか、物語のキーワードである約束の大切さを感じられる物語になっていると作品の印象を語っていた。

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