FAQ:IPv6本格導入への対応--エンドユーザーがするべきことは - (page 2)

Seth Rosenblatt (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2012年06月11日 07時30分

 GoogleのIPv6チームのメンバーで、同社アプリのIPv6対応を担当するErik Kline氏は、Google+での米CNETとのやりとりの中で、こうした分析に賛同した。「エンドユーザーにできることで重要なのは、(1)自分のISPに連絡を取って、いつからIPv6のサポートを開始するのか質問し、(2)ISPに対して、同社がテスト済みのIPv6対応ホームネットワーク機器のリストを請求する(場合によっては、ユーザーは新しいホームゲートウェイと、『DOCSIS 3.0』などの新しいモデムデバイスの両方が必要になることがある)ことだと考えている」(Erik Kline氏)

 DOCSIS 3.0は、Data Over Cable Service Interface Specification(DOCSIS)の第3世代で、ケーブルテレビ回線を利用した高速データ転送が可能だ。メーカーにもよるが、古いモデムのファームウェアをアップグレードすることができる。

 ほとんどの最新OSはIPv6をサポートしている。「Windows」「Mac」「Linux」「Android」「iOS」はサポート済みだ。「Windows Phone 7.5」はまだサポートしていない。また、「Android 2.0」以前ではIPv6はサポートされない。

 5つの主要ウェブブラウザを含め、大半のプログラムは既にIPv6をサポートしている。Wikipediaには、サポート済みのソフトウェアの長大なリストがあるので、詳しく調べることが可能だ。

--自分のデバイスのIPv6アドレスを取得するにはどうすればよいか。

 サービスプロバイダーのIPv6への準備を支援する企業であるCloudMarkで最高技術責任者(CTO)を務めるNeil Cook氏は、電話インタビューで、IPv6のアドレス指定はIPv4より簡単だと語った。「IPv6アドレスの割り当てには、IPv4アドレスの割り当てに必要だったインフラストラクチャと同じものは必要ない。IPv6対応ネットワークインフラストラクチャが既に存在し、それを使っているデバイスがあれば、そのデバイスは既にIPv6アドレスを持っているはずだ。それでうまく機能するだろう」(Cook氏)

 IPv6アドレスの取得は、現時点ではそれほど重要な問題ではないかもしれない。多くの人々は当面、完全に「エンドツーエンド」のIPv6接続を利用しないからだ。「ある時点で、ユーザーのパケットがIPv4で転送されることはしっかりと保証されている」とCook氏は述べる。完全にIPv6接続の状態にあれば、自分のデバイスに個別にIPv6アドレスを割り当てることには価値がある。しかし、平均的な消費者にとってはまだメリットはない、とCook氏は言う。

--IPv6は安全か。

 セキュリティはどうなのだろうか。Cook氏によれば、IPv6はIPv4よりも安全になるよう設計されているという。ただ、それは難しくはなかった。「IPv4は、セキュリティ面を全く考慮せず設計されていた。(IPv6が)安全性の面で劣ることがないのは確かであり、ネットワークレベルでは多少優れている」

--何もしなかったらどうなるのか。

 現時点では、IPv6について何も対応しないのは、多くの人にとっては全く差し支えのない選択であるばかりでなく、大多数の人はそのように対応しようとしているようだ。そしてそれで問題ない。

 「インターネットの大部分は、移行に数年かかるだろう。IPv6は現時点でのベストエフォートだ。それにアクセスできるなら素晴らしいし、できなければIPv6はIPv4にフォールバックする。ほとんどの消費者は、今のところ何もしなくても問題はない」(Cook氏)

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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