ロックウェーブは6月7日、同社が実施したECサイトのスマートフォン端末利用比率調査の結果を発表した。それによると、スマートフォンを利用した商品購入回数が過半数を超え、全デバイス中トップであったという。
2011年5月の調査では、従来の携帯電話(ガラケー)からの商品購入回数が約8割を占め、次いでスマートフォン、PCの順であった。2012年3月以降、スマートフォンからの購入回数比率がガラケーを上回り、5月には51%に達した。これは1年前の11.8%から約4.4倍という高い伸びを示している。
スマートフォンでのECサイトアクセス(訪問者数)でも、PC、ガラケーからのアクセスを上回り、3デバイス中でトップ。1年前の約7%から約6倍という驚異的な伸びになったと説明する。
同社は、スマートフォンからのアクセス急増に伴い、スマートフォン利用者にPCサイトを表示しているなど、スマートフォン未対応のECサイトは、大きな販売機会損失やリピート率低下を招き、売り上げの低下につながると分析。スマートフォン向けECサイト主体の事業に方向転換が急務であるとしている。
調査は、ロックウェーブが提供するスマートフォン専用ショッピングカートASP「aiship(アイシップ)」の実データから、aishipを利用する全ECサイトを対象にした。
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