UPDATE ロサンゼルス発--任天堂はElectronic Entertainment Expo(E3)の開幕に先立ち「Wii U」を発表していたが、このイベントで初めて明かされた情報も数多い。任天堂の基調講演では長時間にわたり、Wii Uの機能、同機のオンラインおよびアプリサービスの内容、今後登場する見通しのゲームに関する詳細が説明された。
だが、明らかにされなかったのは発売日と価格だ。意外ではないが、やはりがっかりさせられた。
ソーシャル機能搭載でつながるWii UWii UはAmazon.comの「Instant Video」、Netflix、「Hulu Plus」とYouTubeをサポートする予定で、ストリーミングビデオ版セットトップボックスなら対応して当然と多くの一般消費者が考えるであろうサービスのほとんどをカバーする。そう、HBO Goのようなケーブルテレビのストリーミングアプリが欠けているが、任天堂が発表した4つのサービスはケーブルテレビの加入契約をする必要がない。
非同期式のゲームやソーシャル接続された「Miiverse」アプリが、FacebookやTwitterの接続性と連動し、任天堂の各種オンラインサービスを大きく後押しそうな機能を提供する。それでもなお、ゲームの結果や現在プレイしているゲームをSNSで共有する以外に、Miiverseが実際どういった役割を果たすのかは少しばかり不透明だ。
任天堂の内製ゲームに加えて、豊富な品揃えのサードパーティー製ゲーム(その多くは成人向け)がWii Uに対応する。発売が予告されたゲームには、「Mass Effect 3」「Batman: Arkham City」「Assassin's Creed III」「Scribblenauts」「Darksiders II」「TANK! TANK! TANK!」「TEKKEN TAG TOURNAMENT 2」「Trine 2: Director's Cut」「NINJA GAIDEN 3: Razor's Edge」「Aliens: Colonial Marines」「SiNG」「LEGO City: Undercover」「ZombiU」「Marvel Avengers: Battle for Earth」「Just Dance 4」「Rayman Legends」が含まれる。
任天堂が自ら手がけるタイトルの中では、「New Super Mario Bros. U」と「Pikmin 3」、およびミニゲームを集めた「Nintendo Land」に焦点が当てられた。New Super Mario Bros. Uの紹介では、ソーシャル機能や協力してゲームをプレイする機能が披露された。一方、任天堂の代表的な12種類のミニゲームを集めた仮想テーマパークのNintendo Landは、Wii Uにおける「Wii Sports」的存在を目指しているようだ。
「Wii Fit U」新作が途絶えていた任天堂のフィットネスゲームのシリーズも再登場し、これまでと同じ周辺機器「Wii Balance Board」が使える。Wii Fit Uに収録されるミニゲームの多くは、これまで居間でプレイしてきたWii版と変わらないように見えるが、それ以外では、シューティングゲームを組み合わせたエクササイズや、テレビから離れてプレイする際に、「Wii U GamePad」を使用する。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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