ASUSは現地時間6月3日、COMPUTEX 2012において、より「Android」に適したコンピュータを製造するために新しく提携を結ぶことを明らかにした。同社は、AndroidアプリをWindows上で動作できるようにする「アプリプレーヤー」の開発元BlueStacksと組み、Androidアプリを世界中の3000万台もの「Windows」コンピュータで利用できるようにする予定だ。
BlueStacksの最高経営責任者(CEO)であるRosen Sharma氏は、米CNETへの電子メールで次の通り書いている。「ASUSはいつも革新者であり続けてきた。これはこの分野にとって大きな動きである。3000万台のコンピュータでモバイルアプリが動作するというのは、大きな数字であるがまだ始まりにすぎない」
ASUSは、現在すべての同社製コンピュータに搭載されているエンターテインメントプラットフォーム「ASUS@vibe」にBlueStacksを搭載させる予定。また、多数のAndroidアプリに対する6カ月間の無料アクセスを含む予定であるが、期間後も自由なアクセスを継続するにはサブスクリプション料金を支払う必要がある。もしユーザーが利用料を支払わない場合は、BlueStacksは動作するが、利用可能なアプリの数が上位50程度とはるかに少なくなる。
すでに発売されているASUSのこれまでのコンピュータは、BlueStacksのアプリプレーヤーがASUS@vibeで提供開始されればすぐに、6月4日にでもBlueStacksを取得できるようになる。BlueStacksを統合した初のASUSのコンピュータは、「Windows 7」が搭載され、9月に出荷される予定だ。また2012年第3四半期中に利用可能になれば「Windows 8」が搭載される予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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