ギブリーは6月1日、「Facebookリクルーティング白書」を発表した。企業人事担当者を対象にしたFacebookページの利用状況をまとめており、70%以上の企業が、Facebookページに「いいね!」を押した就活生をチェックしているという。
調査は2013年度新卒採用でFacebookを活用した企業が対象。Facebookページ開設日以降の「いいね!」数、平均投稿数などの運用状況、アンケートから、Facebookの活用事情や動向、意識を調査している。
「2013年度新卒採用Facebookページを作って採用に何かしらの効果があったと思いますか?」の問いに、47%の企業が「効果があった」と回答。その効果として「社内のことや社員のことが分かってもらえた」「求人広告ではできないプロモーションができた」という回答が多い。
「どちらともいえない」と答えた企業も43%と高かった。理由としては、「2013年度採用が終了していないため、効果検証中」「効果の判定が難しい」などを挙げている。「効果がない」と回答した企業は10%未満にとどまった。
自社のFacebookページに「いいね!」を押した人を確認している企業は70%に上る。ギブリーは「自社の発信に対して積極的にアクションを起こしている就活生をチェックしておきたい」という心理が人事担当者にあると分析している。
各企業の2013年度新卒採用Facebookページで1カ月にフィードに投稿する平均値は、選考が進むにつれて増えていく傾向であった。その一方で、企業の投稿にコメントするユーザー数は著しく下がる傾向にあったという。
ギブリーは、その要因について「学生が選考中には心理的もしくは時間的な要因などから情報発信をしにくくなる」「企業側の情報発信がコメントしにくいものになっている」などを挙げている。
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