ブレインパッド、独自のセマンティック自然言語処理エンジンを夏に公開

 ブレインパッドは5月29日、ウェブ上のクチコミや発言、書き込みなどのテキストデータを解析し、マーケティングなどに有用な情報を抽出する「自然言語処理エンジン」を夏頃に公開すると発表した。

 自然言語処理エンジンは、人間が日常的に使用する自然言語をコンピュータに処理させ、利用しやすい状態にする自然言語処理技術を活用したもの。単語や文節単位の分析に加え、文章を理解するのに必要な「文脈解析」と、文章の意図を理解するのに必要な「意味解析」の2つの技術を使用している。

 人手に頼らず情報リソースに意味(セマンティック)を付与し、重要語を自動で判別して、自然な言い回しの抄録を作成できる。従来のテキストデータ解析サービスのネックとなっていた、辞書の作成とメンテナンスの負荷が軽減され、消費者やユーザーの声をより早く、より精緻に解析できるという。

 ブレインパッドでは、サービスの開始にさきがけて、開発評価版(アルファ版)の試験利用に協力できるユーザーを問い合わせフォームで募集している。募集期間は6月29日まで。応募多数の場合は抽選となる。

図 サービスの利用イメージ

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]