ブレインパッド、メールやソーシャルメディアでのマーケを支援するサービス

青木優美 (編集部) 岩本有平 (編集部)2011年09月29日 20時07分

 ブレインパッドは9月29日、Emailvisionと代理店契約を締結し、同社がクラウド上で運営するマーケティング支援サービス「Campaign Commander」の提供を開始すると発表した。同日より特定顧客向けにパイロット版を提供している。

 日本語対応済みの「Campaign Commander Eメール&モバイルエディション」は11月1日より提供の予定。12月にはソーシャルメディアキャンペーンを管理できる「Campaign Commander ソーシャルエディション」を、2012年1月には分析を行う「Campaign Commander カスタマーインテリジェンスエディション」の提供をそれぞれ開始する予定だ。

 ブレインパッドはCampaign Commander導入の利点について、顧客企業のマーケティング活動のセグメンテーションを最適化し、配信対象者の興味に応じてメールを配信できる。セグメンテーション機能では、直感的な操作により年齢や性別、在住地などの属性ごとに見込み顧客を抽出できる。また、配信パターン別の評価やプロモーション施策を支援する機能が用意されている。

 2つめの柱となるソーシャルメディア対応をみると、受け手がメールをソーシャルメディアで共有したなどの行動を把握し、キャンペーン計画の材料にできるほか、ソーシャルメディアにおけるインフルエンサーを把握し、そのグループにいち早く商品の案内やキャンペーンを行うことで、フォロワーやファンと呼ばれる人へ効果的に商品を訴求することができる。

 また、SFAやERP、CRMと連携させ、売上情報やサイト上での顧客行動履歴などを参照してキャンペーン施策を立てることができる。メールキャンペーンを有効に実施する上では迷惑メールに分類されないことが前提となるが、開発元はMessaging Anti-Abuse Working Groupの会員企業で、ホワイトリスト登録を受けているという。

Campaign Commanderの対応言語は日本語を含む16言語。料金は月あたりのメール配信数により異なり、Eメール&モバイルエディションで月額1万円の場合、月当たり1万通まで配信可能。

 ブレインパッドは2004年の設立。マーケティング向けのデータ分析やレコメンデーションサービスなどを提供しており、9月に東京証券取引所マザーズ市場に上場したばかり。Campaign Commanderについては、今後自社製品との連携も検討していくとしている。

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