スタジオ・アルカナは5月23日、オフラインでも写真を共有できるカメラアプリ「MyPhoTomo」をApp Storeで公開した。価格は無料。
MyPhoTomoは、Bluetooth(近距離無線通信規格)を利用することで、ネット環境がない場所でも、撮影した写真をその場にいる友人と共有できるアプリ。最大4人まで同時に接続でき、遮蔽物がなければ最大17mまで接続できる。
BluetoothをオンにしたiPhone同士であれば、アプリを立ち上げると自動的に接続先(ルーム)をサーチし、メンバーが接続先リストに表示される。あとはMyPhoTomoで写真を撮影するだけで、その場にいるメンバーが撮影した写真が接続先のフォルダにリスト化されていく。好みの写真があればiPhone本体に保存することも可能だ。
利用シーンとしては、カラオケボックスや地下の店舗内など電波状況が悪い場所や、飲み会で初めて会ったメンバーとその場で撮影した写真を共有する際などを想定している。メールアドレスやIDも必要ないため安全に利用できるほか、共有したいユーザー同士でパスコードを設定することもできる。
スタジオ・アルカナの高木夏美氏は、MyPhoTomoを日常的にPCを使っていない若い女性などに訴求していきたいと話す。「特に若い女の子は、写真の送受信が難しかったり、その場ですぐに共有できないと使わないのではないか、と考えたのが開発の出発点だった」(高木氏)。
現在は撮影した写真のみに対応しており、端末のギャラリー画像は共有できないが、今後対応していきたいという。また、将来的にはAndroid版も提供する予定だ。
対応機種は、iPhone4、iPhone 4Sおよび第4世代以降のiPod touch。対応OSはiOS 5以降。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス