ZyngaとAmerican Expressは、現実世界とバーチャルな世界の取引を組み合わせる計画を考え出した。
両社は米国時間5月22日、「Zynga Serve Rewards」というプログラムを発表した。同プログラムでは、「FarmVille」のプレーヤーがAmerican Expressのプリペイドカードで買い物をすると、「Farm Cash」のリワードを得ることができる。
このプログラムを利用するためには、ユーザーはいくつかの手順を踏む必要がある。まず最初に、FarmVilleのプレーヤーは自身の農場に「Serve Money Tree」を植える。その後、Zynga Serve Rewardsに登録すれば、郵送でプリペイドカードが送られてくる。カードに入金し、カードを有効化すれば、American Expressが利用可能なところでどこでも買い物ができるようになる。
現在「Serve」のカードを持っているユーザーは、最初5回分の25ドル以上の買い物について、ZyngaのFarm Cashのリワードを50ポイントずつ獲得する。今後、両社は、Farm Cashのリワード提供を全ての買い物に拡大したいと考えている。また、ユーザーはServeのアカウントにサインアップし、カードを有効化し、木を収穫することでも、Farm Cashを稼ぐことができる。
2011年に開始したAmerican ExpressのServeプログラムは、消費者が商品の支払い、送金や入金や行う手段を増やすことが目的とされている。同サービスは「PayPal」にやや似ているが、American Expressによれば、まったく「次世代の」デジタル決済であるという。
Zynga Serve Rewardsは現在、FarmVilleのユーザーのみ利用可能である。今後、両社は、「CastleVille」や「CityVille」にも同サービスを提供する予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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