Mozillaは米国時間5月22日、開発関連の新しい取り組み「Webmaker」を発表した。Webmakerは、ウェブベースの開発を世界中で奨励することを目的としている。
Mozillaは、Webmakerの目標について、「人々をウェブの利用からウェブの開発へと向かわせる」ことにあるとブログ投稿で述べた。Mozillaは、人々に「Summer Code Party」と呼ばれるコーディングイベントへの参加を呼びかける予定である一方で、目的達成に向けて作家のCory Doctorow氏、ロックバンドOKGOメンバーDamian Kulash氏、Tumblr、Creative Commons、ロンドン動物園、サンフランシスコ公立図書館など一部の著名な団体や個人と提携している。
Mozillaは、参加者に対して「Popcorn」や「Hackasaurus」などの同社開発のオーサリングツールを使ってサイトテンプレートの修正からアプリ開発などのあらゆる作業をするよう呼びかけ、同キャンペーンを通して認知度を高めることができる。この取り組みは、一般におけるコーディングの認知度と重要性を高めることを目的としているが、その発表は、Mozillaが「Boot to Gecko」端末、「Persona」ログインシステム、ウェブアプリ向け「Mozilla Marketplace」により、ほとんどすべての主要企業に対して大掛かりな挑戦を明らかにする予定である時期と重なっている。
また、Mozillaは22日、自ら主催したクラウドソースの映画制作コンテスト「Firefox Flicks」の優勝者も発表した。同コンテストでは、参加者は「Firefoxに関するストーリー」を語ることが求められていた。応募総数400作品の中から6作品がファイナリストとして選ばれ、先週末にカンヌにおいて上映された。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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