[ウェブサービスレビュー]「このメッセージは自動的に消滅します」な伝言板サービス「Privnote」

insophia
内容:「Privnote」は、書き込んだメッセージを一度だけ表示できる伝言板サービスだ。秘密のメッセージを相手に伝えたい場合のほか、表示確認機能を用いて受信確認のツールとして利用したりと、アイデア次第でさまざまな用途に活用できる。

 「Privnote」は、書き込んだメッセージを一度だけ表示できる伝言板サービスだ。いったん表示すると消去され、二度と見ることができなくなるため、秘密のメッセージを相手に伝えたい場合など、アイデア次第でさまざまな用途に利用できる。

  • 「Privnote」トップページ。入力フォームだけのシンプルな内容

 使い方そのものは一般的なノートサービスと同じで、サイト上のフォームにメッセージを記入し、保存するだけ。保存すると固定URLが発行されるので、これを相手に送信すれば、ページに書き込んだメッセージをブラウザ上で見てもらうことができる。

 このメッセージは一度表示されると自動的に消えてしまうので、秘密のメッセージを伝えたい場合に向く。もちろん画面上でのコピペができないわけではないのだが、少なくともメールのように相手が削除するまで残り続けることはない。差出人名がこのメッセージ上に表示されないのもポイントだ。

  • まずはメッセージを記入する。日本語にも問題なく対応する。文字数制限は不明だが、試しに1万5千字ほどのテキストを貼り付けても利用できた

  • 必要に応じて自分のメールアドレスを記入しておくことで、表示確認のメールが届く

  • 保存するとURLが発行されるので、これをコピペして相手に知らせる。サイト上に送信フォームが用意されておらず、自力で送らなくてはいけないのが玉に瑕

 相手にURLを伝える時点でメールやTwitterなどのツールが必要になるので、完全匿名でやり取りする用途には向かないが、使い捨てのメールアドレスサービスなどを併用すれば匿名送信も可能になる。ほかにも長文を送りたいのに文字数制限がある場合や、何らかのトラブルでメールが使えない場合など、工夫次第でさまざまな利用方法が考えられる。

 メールやTwitterとの差別化ポイントになりそうな機能として、表示確認機能がついていることが挙げられる。自分のメールアドレスを登録しておくことにより、相手がページを表示した段階でメールを受け取ることができるので、相手がそのページをきちんと開いたかを確認できるのだ。本文を読ませるのではなく、受信確認の用途に特化して使うというのは、意外と実用的かもしれない。

  • 受信したところ。一度しか表示できないので必要に応じてコピペするよう案内が表示されている。このページには差出人名は表示されないので、相手にURLさえ伝えることができれば、匿名でメッセージを届けることはできなくもない

  • ふたたび表示しようとすると、すでに消えてしまっている旨が表示された。不特定多数に配信して、先着1名だけが中身を見られるという用途で使うのも面白そうだ

  • ページが表示されたことを示すメールが受信できるので、受信確認の用途に使う方法もありそうだ

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