「Privnote」は、書き込んだメッセージを一度だけ表示できる伝言板サービスだ。いったん表示すると消去され、二度と見ることができなくなるため、秘密のメッセージを相手に伝えたい場合など、アイデア次第でさまざまな用途に利用できる。
使い方そのものは一般的なノートサービスと同じで、サイト上のフォームにメッセージを記入し、保存するだけ。保存すると固定URLが発行されるので、これを相手に送信すれば、ページに書き込んだメッセージをブラウザ上で見てもらうことができる。
このメッセージは一度表示されると自動的に消えてしまうので、秘密のメッセージを伝えたい場合に向く。もちろん画面上でのコピペができないわけではないのだが、少なくともメールのように相手が削除するまで残り続けることはない。差出人名がこのメッセージ上に表示されないのもポイントだ。
相手にURLを伝える時点でメールやTwitterなどのツールが必要になるので、完全匿名でやり取りする用途には向かないが、使い捨てのメールアドレスサービスなどを併用すれば匿名送信も可能になる。ほかにも長文を送りたいのに文字数制限がある場合や、何らかのトラブルでメールが使えない場合など、工夫次第でさまざまな利用方法が考えられる。
メールやTwitterとの差別化ポイントになりそうな機能として、表示確認機能がついていることが挙げられる。自分のメールアドレスを登録しておくことにより、相手がページを表示した段階でメールを受け取ることができるので、相手がそのページをきちんと開いたかを確認できるのだ。本文を読ませるのではなく、受信確認の用途に特化して使うというのは、意外と実用的かもしれない。
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