シータス&ゼネラルプレスは3月29日、SNSユーザー「SNSでのシェアに関する意識調査」の結果を発表した。
SNSのシェア機能による情報のシェア頻度を調査したところ、1日に複数回シェアする人が21%、1日に1回シェアする人が11.7%で、3人に1人は1日1回以上情報をシェアしていることがわかった。1週間に1回以上シェアでは63.7%となり、SNSでの情報シェアはユーザーにとって日常的な行動になってきているようだ。
シェアする内容はどんなものかを見ると「すべてに関係がある」が17.5%、「一部しか関係がない内容」が59.3%、「自分にしかわからない内容」が21%という結果。また、シェアされる内容が不要だと感じる人は63.5%に上り、シェアする側もシェアされる側もいずれも半数以上が不要なものを共有していることが明らかになった。
SNSでつながっている全ての人に、同じ情報を一律にシェアすることに抵抗を感じる人は75.5%だった。シェアすること自体が面倒に感じるという人は70%にも上り“シェア疲れ”の現象が起きていることがわかったとしている。
SNSでプライベートの内容を、仕事関係者(職場、お得意先、協力会社含め)にシェアすることに対して抵抗があるかとの質問に対し、37.7%が抵抗があると回答。そもそも仕事関係者とSNS上でつながっていないと答えた人も37.7%おり、シェアの内容によってはプライベートと仕事のコミュニティを明確に分けたいと思っているようだ。
役職別にみると、一般社員37.2%、主任45.0%、課長56.7%、部長71.4%となり、管理職になればなるほどプライベートの内容をシェアしづらいと感じていることが明らかになった。
シェアする内容によってシェアする相手を選びたいと思っている人は66.7%だった。一方、実際に相手を変えているのは25.7%で、全体の4分の1ほどだった。
相手を選びたいという人が多いにもかかわらず、実行する人が少ないのは、方法を知らない、方法を知っていても手間、などが理由として考えられるが、シェアする相手を限定するための適切なツールが普及していない(インフラが整っていない)ことが主たる原因とみられるとしている。
調査は3月、SNSを利用している全国の20~49歳の男女600人を対象にネット上で実施された。
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