ネットレイティングスは3月22日、スマートフォンによるメディア接触状況の実態調査レポート「スマートフォン・メディア利用実態レポート Vol.4」を発売し、調査結果の一部を発表した。
今回の調査では、スマートフォンからSNSを利用している人の割合が、10代男女と20代女性で増加していることがわかった。10代の男性は、2011年9月の前々回調査では40%、2011年12月の前回調査では57%で、今回は63%だった。10代の女性は前々回67%、前回69%で、今回が76%。20代の女性は前々回53%、前回63%、今回は73%だった。
SNSの利用端末は、スマートフォンからSNSを利用する人の割合は71%となり、前々回の62%、前回の68%と比べ、増加していることがわかった。反対に、SNSを利用していない人の割合は、前々回27%、前回23%、今回21%と減少した。
スマートフォンを利用するきっかけとなった理由を男女別にみると「従来型携帯電話と比較して機能が優れている」(男63%、女51%)、「従来型携帯電話と比較して使いやすい」(男19%、女14%)などを挙げたのは男性の方が多く、「友人・知人の薦め」(男12%、女17%)、「家族の薦め」(男5%、女21%)「販売店の店員の薦め」(男5%、女8%)など、人からの薦めを挙げたのは女性の方が多かった。
このほか、ネット利用端末についても、従来型携帯電話からの利用率は減少し、スマートフォンからの利用率がさらに増加していることが明らかになった。
同レポートは、消費者のスマートフォンとPCにおけるオンラインメディアの利用動向を、オンラインサーベイとネット視聴率から把握し、包括的にレポートする定点観測型の調査。
調査は2月2~8日にスマートフォンを本人名義で個人契約して利用している全国の13~69歳の男女を対象にネット上で実施。回答者数は約3000サンプルで、集計時にスマートフォン所有者の人口構成比に応じてウエイトバック集計を実施している。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」