調査会社のcomScoreは米国時間3月21日、2012年2月のウェブサイトビジター数ランキングを発表した。これによると、ウェブの世界でトップを走るのは引き続きGoogleで、ユニークビジターは1億8660万人だった。
Googleに続き第2位に入ったのは1億7440万人のMicrosoftのサイト群で、1億7350万人の米Yahooのサイトが後を追った。一方、Facebookは第4位となる1億5860万人だったほか、興味深いことにMySpaceが2550万人のユニークビジターを獲得し、前月から順位を8つ上げて42位に入った。
ただし、これはあくまでユニークビジター数であって、ユーザーのサイト滞在時間を測定する基準ではない。
そんな中、今回のレポートで注目に値するのがPinterestだ。Pinterestは招待ユーザー限定のサイトで、2011年末にはソーシャルサイトの上位10位にランクインしていた。
ユーザーがウェブ上で見つけた情報から仮想のピンボードを作成できるPinterestは、2月のユニークビジター数が前月から52%増と大幅な伸びを見せ、1780万人を超えた。
その他の増加率が高かったサイトには、Pinterestほど意外な顔ぶれはない。例えば米国税庁(IRS)の場合は、調査期間がちょうど確定申告の時期にかかっていたことを考えれば、注目度が上がるのは当然と言える。また、スーパーボウル効果で自動車メーカーがトラフィックを大きく伸ばした。
2月には2700万人を超えるユーザーが自動車メーカーのサイトを訪問しており、これは1月と比べて17%の増加だ。その先頭に立つのはビジター数640万人(20%増)のトヨタ自動車で、以下、510万人(42%増)の本田技研工業、480万人(6%増)のGeneral Motorsと続く。また、「Halftime in America」と題するClint Eastwood氏主演のSuper Bowl向け広告を放映したChrysler Groupは、17%増となる270万人のユニークビジターを獲得し、自動車メーカーの中で6位にランクインした。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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