米国ではクラウドファンディングが新たに法令化される可能性が高いが、支持者が期待していたほどすぐではなさそうだ。
「Jumpstart Our Business Startups Act(JOBS Act)」は、米国時間3月8日に賛成390票、反対23票で米下院を通過しており、支持者たちは米上院も楽々と通過するものと見込んでいた。しかし20日、この法案は上院で、新たな議論と修正のために先延ばしされることとなった。
米上院民主党は、同法案のクラウドファンディングに関する透明性の向上と消費者保護の強化を目的とした改正案「S.AMDT.1833」を作成した。これは、JOBS Actに組み込まれているクラウドファンディング法案の「H.R.2930」を置き換えようとしたものだ。20日、この「S.R.1833」改正案の審議打ち切り動議が否決された。
1833による保護がなく、下院版に記載されている緩いルールだけでは、上院がJOBS Actを可決する可能性は低い。しかし、妥協に向けた試みはもちろんあるだろう。新興企業への投資を一般に公開するためのクラウドファンディングと、企業が株式を公開する際の規制緩和というJOBS Actの基本的な考えは、両党から支持されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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