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地方都市から情報発信するモデルになる--トライポッドワークス 佐々木社長

冨田秀継 (編集部)2012年03月13日 17時48分
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 仙台のIT企業 トライポッドワークスの佐々木賢一氏は、同社社長という肩書きだけでなく、震災復興のためのボランティアプロジェクト「ITで日本を元気に」のリーダーとしても知られる。

 佐々木氏がコミュニティ作りに関わるのは、これが初めてではない。

 日本オラクル在職時には、開発者のコミュニティ作りに協力したこともあった。2000年に日本オラクルが東北支社を開設した際には、初代支社長としてオラクルと東北地域のビジネスを5年にわたって支えた。

 それ故に佐々木氏は言う。「地域コミュニティの努力だけでは、どうにもならない」

低迷が続く東北地方のIT産業

 経済産業省の「平成22年特定サービス産業実態調査」を見れば、東北地方(青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県)のIT産業がいかに低迷しているかが分かる。

 ソフトウェア業では、東京の年間売上高が6兆1623億円(全体の構成比60.6%)である一方、東北地方は6県を合算しても1398億円で構成比1.4%だ。同様に情報処理・提供サービス業では、東京が2兆713億円で61%、東北地方が538億円で1.4%。インターネット附随サービス業では、東京が9475億円で86.7%、東北6県が34億円で0.3%だ。

 経済面においても、東北地方という地域コミュニティの努力だけでどうにかなる数字ではない。重要なポイントは、震災があったから低迷しているのではなく、それ以前から低迷していた点だ。

二面性を持つトライポッドワークス

佐々木賢一氏
佐々木賢一氏

 地域コミュニティだけではどうにもならない——これは震災の復興に限らず、ビジネス面でも同様のことがいえる。

 佐々木氏はブログ「ITで日本を元気に!」で2011年5月期決算について言及。第4四半期には東日本大震災が発生したにも関わらず、「売上高/利益とも当初の年度計画を上回る実績を残すことができました」と報告している。

 東北地方のIT産業が低迷する一方で、なぜトライポッドワークスは元気なのか。

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