ミツバチワークスは3月5日、写真共有サービス「slidrop」の提供を開始した。App Storeにて無償でダウンロードできる。
slidropはiPhone内に保存した写真やiPhoneで撮影した写真を、回転やトリミングした上で投稿し、友人らと共有できるサービスだ。slidrop上の友人に加えて、slidropを利用するTwitterやFacebook上の友人との共有が可能だ。
写真を投稿する際、最大12枚までを「slide」と呼ぶ1つのアルバムとしてまとめて投稿できる。友人が投稿した写真は縦方向のタイムラインに表示されるが、アルバムはそれぞれ横方向にスライドして表示される。それぞれの写真にはコメントをつけたり、「Like」をつけたりできる。
ミツバチワークスは10~20代を中心に280万ユーザーが利用するモバイル向けブログサービス「DECOLOG」を提供する企業。DECOLOGはフィーチャーフォン、スマートフォンともにサービスを提供しているが、新たにスマートフォンに特化したサービスを提供すべく、slidropを開発するに至った。
「DECOLOGと同じ層のユーザーを取ることはあまり意識していないが、slidropではDECOLOGユーザーから開発のヒントを多くもらっている」――ミツバチワークス同社代表取締役の光山一樹氏はこう語る。
DECOLOGユーザーの多くは若い女性だ。彼女らは「プリクラを10枚撮れば、10枚すべてアップロードする」(光山氏)というケースも少なくないという。しかし今スマートフォン向けに提供されている写真共有アプリは、お気に入りの1枚の写真を加工して、投稿する、いわば“一球入魂”のサービスが中心。そのため、1人のユーザーが複数枚の写真を連続して投稿すると、タイムラインを独占してしまうことになる。
slidropは気軽に複数枚の写真をアップロードできる仕組みを提供することで、写真の新しい楽しみ方も提案していくという。たとえば料理を作る際にレシピを写真とともに投稿したり、飲み会などの流れを全部見せたりといった使い方も可能だ。
今後はPC版およびAndroid版を提供するほか、プライベートモードや写真加工といった機能を追加する予定。将来的には広告での収益化を狙う。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス