AllThingsDによると、米Yahooが数千人規模の人員削減を計画しているという。
AllThingsDのKara Swisher氏は、Yahooの新しい最高経営者(CEO)であるScott Thompson氏が広報、マーケティング、研究、および「その他の事業」における人員削減を計画していると報じている。
Yahooの目的はいたってシンプルである。一部の分野における経費を削減し、浮いた資金を収益成長が見込まれる事業に投資する。Swisher氏によると、Thompson氏は株主らの不満をなだめることのできる速やかな変化を推進しているという。
実際、Thompson氏が計画する人員削減は、報じられているように大きな規模で実施されるとすれば、Yahooにとって劇的な動きとなる。しかしThompson氏は、その大規模な人員削減後すぐに、主要な成長目標の概要を示す必要がある。
Yahooには新たな動きが必要で、Thompson氏はその計画の概要を示す必要がある。
Thompson氏はYahooの第4四半期決算の電話会議で、何らかの変化を予定しているものの詳細は詰められていないことを示唆していた。
Thompson氏は次のように述べた。
現実的かつ実質的な成長の創出と価値創造に注力する予定である。それはとてもよいことだと思っているが、なすべきことが山積していることもはっきりと認識している。まだきわめて初期の段階にあり、われわれの方向性を完全に評価するまでは詳細な戦略を打ち出すつもりはない(中略)われわれは、最も重要な事項を優先し、積極的かつ迅速に行動するつもりである。
2012年3月末までに実施される可能性のある人員削減は、Thompson氏が早急に移行したいと考える構造の確立に向けた最初のステップであるようだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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