地域レビューサイトYelpが米国時間3月2日、NASDAQに新規株式公開(IPO)した。公開価格は1株15ドル。株価は73%上昇して取引開始直後に最高値の26ドルに達し、その後やや値を落としたものの、最終的には公開価格を約64%上回る24.58ドルで同日の取引を終えた。
Yelpは2011年11月、株式を公開する計画を発表した。同社は1日、公開価格は1株15ドルで、715万株を発行して1億725万ドルを調達するとした。
財政的な観点からは、Yelpの業績はやや期待を下回っている。同社の2011年の売上高はわずか8330万ドルで、損失は通年で1670万ドルにも達した。Yelpの経営陣は、利益を上げるためには、事業に資金を投資する必要があることを認めており、株式を公開した今、それができる可能性は一段と高くなった。
YelpのIPOが完了し、ウェブ新興企業に注目する投資家らの関心は、大きな獲物へと集中している。Facebookだ。世界最大のソーシャルネットワークである同社は、今後数カ月のうちに株式を公開する見込みで、2012年最大規模のIPOになる可能性が非常に高い。2日にYelpが好調な滑り出しを見せたことから、Facebookにも明るい前途が期待される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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