三三は2月28日、クラウド名刺管理サービス「Eight」を公開した。PC向けサービスとiPhoneアプリでサービスを展開する。
Eightは、名刺を無料でデータ化し、クラウド上で管理するサービス。三三では、2007年の創業以来、法人向けに名刺のスキャニングとデータ管理やCRM機能を提供する「Link Knowledge」を提供してきた。このノウハウを元に個人向けサービスを提供する。2011年8月よりクローズドテストを実施しており、ユーザーからのフィードバックを得て今回一般公開に至った。
専用のiPhoneアプリを使って名刺を撮影し、クラウド上にアップロードすると、OCRと人力のチェックにより、氏名や会社名、電話番号、メールアドレスなどの情報がデータ化される。名刺データには、PC、iPhoneアプリのいずれでもアクセス可能。Eight上から直接メールを送れるほか、iPhoneアプリであれば直接電話することもできる。データ化は、枚数にもよるがおおむね2~3日で実現するという。
Eightはクラウド上で名刺データを管理できるだけでなく、ソーシャルメディアで持っているソーシャルグラフを使って、“名刺をつなげる”ことができるのが特徴だ。
Facebook、mixi、Gmailのアカウントと連携が可能で、Facebookやmixiの友人、Gmailの連絡先に登録されているユーザーらをEightに招待できる。友人らがEightユーザーだった場合、自動的に名刺データを連携していく。友人が最新の名刺情報に更新した際は、ユーザーが持つ友人の名刺情報がアップデートされるほか、Facebookやmixiのプロフィール画像を表示。ワンクリックで各ソーシャルメディアにアクセスして更新情報をチェックすることもできるようになる。
2012年中に100万人の会員獲得を目標とする。今後はAndroidアプリやスキャナとの連携機能を提供する予定。海外展開も視野に入れる。また、メールの一括配信や人事異動ニュースの配信などを有料のプレミアムサービスとして提供していくとしている。
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