Mozillaは一度、インターネットを変えた。そして、Firefoxの開発者は再び、衝撃を受けることになるのだろうか。
来週、バルセロナで開催されるMobile World Congressで、Mozillaはまさにそれを期待している。同組織は米国時間2月22日、声明で、3つの柱からなるアプリ開発のためのアプローチである「Mozilla Web Apps」プラットフォームを発表すると述べた。このプラットフォームによって、アプリを開発するための競争環境を平等なものにするという。
Mozilla Web Appsプラットフォームの重要な基盤となるのは、Mozilla Marketplaceだ。今回発表された声明の大部分は、このMozilla Marketplaceがバルセロナで初めて開発者に開放されるという発表に割かれていた。同組織は、複数のプラットフォームでデバイスを超えて動作するアプリを開発することに関心のある開発者が、Mozilla Marketplaceに注目することを期待している。Mozillaはこのアプリストアについて、オープンウェブに向けた活動計画に従って、HTML5やCSS、JavaScriptなどのオープンなウェブ技術の使用を推し進めると述べた。
Mozilla Web Appsプラットフォームの2つ目の部分となるのは、Mozillaが提案する大量のAPIだ。このAPIは、標準化のためにWorld Wide Web Consortium(W3C)に提出される予定となっている。米CNETではまだ確認が取れていないが、MozillaはWebAPIプロジェクトによって、ブラウザアプリを、連絡先リストなどのデバイスサービスとより強力に連携させる意向のようだ。
Mozilla Web Appsプラットフォームの3つ目の要素は、最も不明な点の多い「BrowserID」だ。米CNETでは、これが、Mozillaが声明で具体的に言及した「新しい認証方式」なのか裏が取れていないが、Mozillaの最近のプロジェクトとして知られる内容と一致している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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