ビジネスシーンでの情報化が進んでいるが、ささっと頭の中の情報をアウトプットするとなると手書きが一番早い。けれども紙とペンを使ってしまうと、それはデジタルデータではない。そんなジレンマを抱えている現代のビジネスパーソンのためのツールとして登場したのが「SHOT NOTE」だ。
このアプリの優位性は画像処理技術にある。専用の用紙をアプリ内で撮ると、印刷されたマーカーアイコンを目印に、内部で台形補正処理を行い、真っ直ぐでぴったり画面にフィットするようにトリミングしてくれる。またこの際、用紙に書きこんである用紙ナンバーと日付をOCR文字認識技術により自動で取得する。
こうしてパシャパシャと撮りためていくメモは、効率的にノートリストとして一元管理できるようになり、煩雑になりがちだったメモ管理から解放されるのだ。同時にデジタルデータ化されたことで、必要になったメモをキーワード検索から探せるのも嬉しい。
外部サービスとの連携も充実しているので共有も簡単だ。あらかじめEvernoteやDropboxなどのアカウントを登録しておくことで、メモをタップしてすぐに各種サービスに直接投稿できる。ビジネスシーンで考えられる実用的な使い方として提案したいのは、議事録をSHOT NOTEでデータ化したものを、Dropboxの共有フォルダに入れるというもの。共有フォルダを会議に参加したメンバーだけが見られるようにしておけば、ワンタッチで全員と議事録を共有できる。
他には、名刺の横にその人の特徴などを書いたものをSHOT NOTEでデータ化し、それをEvernoteの名刺フォルダに放り込むといった使い方もいいだろう。メールアドレスや電話番号という直接的な連絡先を管理する名刺管理サービスとは一味違った、人と人とのコネクションを管理するという意味合いも含めることができる。
専用の用紙もそれほど高いわけではない。たとえば、ツインリングタイプのノートは315円から購入できる。継続的に利用することを考えても経済的だろう。最近では、ホワイトボード版も発売され、ホワイトボードに書かれた内容のデジタル化も簡単にできるようになった。電子黒板などと違って比較的安価に導入できるのでミーティングのアイテムとして重宝するだろう。
どんどん増えて困っていた手書きのメモも、このアプリですっきりさせることができるはずだ。
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