ソフトバンクモバイルは2月20日、下り最大110Mbpsの高速データ通信サービス「SoftBank 4G」を2月24日から提供すると発表した。同日にSoftBank 4Gと「ULTRA SPEED」の2つのエリアで下り最大76Mbpsの高速通信が可能なモバイルWi-Fiルータ「ULTRA WiFi 4G SoftBank 101SI」(101SI)を発売する。
SoftBank 4Gは、ウィルコムから継承した2.5GHz帯を使用する「XGP」を高度化させたAXGP(Advanced eXtended Global Plarform)方式を採用した高速通信サービス。中国やインドなどで導入が進む「TD-LTE」と高い互換性があり、ネットワーク設備などの流用、共通化が見込め、設備投資額の抑制や端末の低廉化ができるとしている。
サービスは2011年11月1日に開始していたが、これまでは主にテストなどで使用されており、対応端末の第1弾となる101SIが発売される2月24日が、事実上のサービスインとなる。
対応エリアは、2011年度末には札幌市、さいたま市、千葉市、東京23区、横浜市、川崎市、名古屋市、大阪市、神戸市、福岡市、北九州市および上記周辺都市をカバーする予定。また、2012年度末には全国政令指定都市の人口カバー率を99%まで拡大するとしている。
料金プランは、月額5985円の「4Gデータし放題フラット」を提供。4月30日までのキャンペーン期間中に申し込んだ場合は、月額4980円で利用できる。また、スマートフォンやタブレット端末ユーザー向けには、4月30日までに契約すると月額3880円になる「スマホセット割」を提供する。
なお、2012年10月の利用分より、月間5Gバイトを超える通信は自動で送受信最大128kbpsに制限される。5Gバイトを超える場合は、2Gバイトごとに2625円を支払うことで速度制限なく利用できるとしている。
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