[ウェブサービスレビュー]サイト内の必要な範囲を選んで印刷できる「PrintFriendly」

PrintFriendly
内容:「PrintFriendly」は、ウェブページの必要な範囲だけを選んで印刷できるサービスだ。不要なヘッダやインデックス、広告などをほぼ自動的に除去してくれるので、必要な部分だけを印刷でき、インクや紙などの無駄を省くことができる。

 「PrintFriendly」は、ウェブページの必要な範囲だけを選んで印刷できるサービスだ。不要なヘッダやインデックス、広告などを除去し、必要な部分だけを印刷することで、インクや紙などの無駄を省くことができる。

 使い方は、対象のウェブページのURLを入力し、「print preview」ボタンを押すだけ。本文のエリアが自動的に抽出され、ブラウザ上でプレビューが表示される。あとはマウスで不要な箇所を選択して削除したり、本文の文字サイズを変えるなどの調整を行う。Undoにも対応しているので、誤って削除しても戻ってやり直せる。

  • 「PrintFriendly」トップページ。メニューはすべて英語だが、アイコンが多用されていることもあり、使い方で迷うことはまずないだろう

  • 今回はこのページから記事の部分だけを抽出して印刷する

  • 対象ページのURLを入力して「print preview」ボタンを押す

  • 変換されプレビューが表示された。この段階ですでに本文以外の要素の多くは削除されている

  • マウスオーバーするとブロック単位でハイライト表示されるので、不要なブロックを削除していく

  • 文字サイズは5段階で変更できる。また、画像を一括で削除するためのチェックボックスも用意されている

 データの調整が終わったら印刷する。標準プリンタへの印刷のほか、PDFに出力したり、メールでの送付にも対応しているので、目的に合わせて使い分けることができる。

 同種のサービスとしては、以前紹介した「PrintWhatYouLike」があるが、PrintWhatYouLikeでは初めにオリジナルとほぼ同じページレイアウトで表示され、そこからブロック単位で要素を削除していくので、不要な箇所を事細かに仕分けできる反面、かなりの手間がかかる場合がある。

 その点、このサービスでは最初の段階で本文だけを自動的に抽出してくれるので、手間がかからずほぼ無加工のままでも使えてしまう。その一方、TABLEやDIVの記述具合によっては、必要なブロックまで省かれて表示されることが稀にある。PrintWhatYouLikeと比較して簡単に使えるぶん、ページとの相性もあると考えておけばよいだろう。またページ幅の変更などの機能には対応しないなど、調整機能もやや控えめだ。このあたりは好みが分かれそうだ。

 なお、PrintWhatYouLikeと同様、このサービスにもブックマークレットが用意されており、ブラウザに登録しておけばワンクリックでプレビュー画面が表示できる。ウェブページを印刷するにあたり、なるべく手軽にインクや用紙を節約したい人におすすめのサービスだ。

  • 「print」を押せば、標準プリンタで印刷できる

  • 「pdf」を押せばPDFで出力できる

  • 標準のPDF変換機能では、一部の日本語フォントがCJKフォントと思われる中華系の文字に置換される場合がある

  • 「email」を押せばメールでの送信も可能。形式はhtmlメールで、タイトルを含めて日本語も問題なく送れる

  • これは同種サービスの「PrintWhatYouLike」で同じページをプレビューしたところ

  • ブックマークレットも用意されているので、ブラウザに登録しておきワンクリックでプレビューを表示することもできる

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