LinkedInの株価は、ニューヨーク株式市場取引初日に急騰し、その日の終値は109%と大幅に上昇して94.25ドルとなった。
株価の急騰は早い時間から始まった。45ドルで取引を開始した同社株は、米国時間5月19日の太平洋時間午前7時すぎには、既に2倍以上の1株あたり92ドル強まで上昇し、その後しばらくは80〜98ドルの間を行き来した。正午までにはさらに最高値を更新し続け、最高で122.70ドルの値を付けた。
LinkedInの広報担当者は、株式市場での好調な値動きについて米CNETに対し、「われわれは会員のために価値あるサービスを構築することと、ビジネスを管理することに焦点を合わせている」と述べた。「われわれは、株価の短期的な急騰には注目していない。長い目で見れば、株式市場は効率的で合理的なものだと考えている。大規模なスケールで才能を機会にマッチングさせる莫大なビジネスが存在し、市場はわれわれのサービスを適正に評価することになると、われわれは考えている」(LinkedIn広報担当者)
ニューヨーク株式市場における新規公開株価を45ドルにするというLinkedInの18日の発表に、驚いた投資家らもいた。世界最大のビジネスソーシャルネットワークである同社は2011年5月に入って、株価を32〜35ドルの間にする予定だと述べていた。その価格の方が、より同社の財務実績に見合ったものだった。
LinkedInの2010年の売上高は2億4300万ドル、利益は1500万ドルであった。同社の登録ユーザーは現在、1億人以上にのぼる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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