一般社団法人カメラ映像機器工業会(CIPA)は2月9日、フォトイメージングの総合イベント「CP+」を開幕した。2月12日までパシフィコ横浜で行われる。料金は当日一般1000円で、ウェブにて事前登録をすると入場無料。また、土日は終日入場無料となっている。開催時間は、9日は12時~17時、10日と11日は10時~17時、最終日の12日は10時~16時。
出展社・団体は88で807小間。99社・団体で810小間だった2011年よりもやや少ない傾向にあるが、注目の新製品は目白押しだ。春商戦に向け、このCP+に合わせた製品発表が相次いでおり、多くの新製品を発売に先駆けて体験できる。
オリンパスブースでは、2月8日に発表されたばかりのマイクロフォーサーズシステム規格準拠のマイクロ一眼カメラ「OLYMPUS OM-D E-M5」が人気を集めている。体験コーナーでは実際に手にとって撮影することができ、OM-D E-M5のサイズ感などを試すことができる。
ニコンのブースでは、2月7日に発表された有効画素数36.3メガピクセルのデジタル一眼レフカメラ「D800」シリーズに注目だ。「D4」とD800が体験できる専用の体験コーナーほか、D800でモデル撮影ができる中央ステージも用意されている。レースやドレスの素材感など、D800ならではの解像感をいち早く体験できる。
富士フイルムのブースでは、オリジナルの「Xマウント」を採用したミラーレス一眼カメラ「FUJIFILM X-Pro1」の体験コーナーも人気を集めている。一般公開前の時間にもかかわらず長蛇の列ができており、注目の高さがうかがえた。
「CINEMA EOS」を展示し、注目を集めたキヤノンブースでは、4K動画記録に対応したデジタル一眼レフカメラを参考展示。35mmフルサイズのCMOSセンサを搭載し、4K/24p動画Motion JPEGで記録できるとしている。CNEMA EOSのデモブースも設けられ、実機も展示されている。
ペンタックスリコーイメージングブースでは、中判デジタルカメラ「645D」を東芝の4K2Kの裸眼3D液晶テレビ「REGZA 55X3」と組み合わせて展示していた。約4000万画素の撮影画像を、家庭用テレビで余すところなく再現できることをアピールした。
ほかにも最新のコンパクトカメラや一眼カメラなどがそろっており、続々と登場する未発売の新製品を手に取って楽しめる場となっている。
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