「Wunderlist」は、多彩なプラットフォームに対応したタスク管理サービスだ。日常のタスクを複数のリストに分けて登録し、期限やスターマークをつけて優先順位の高いものから呼び出し、効率的に処理することができる。
サービスの大きな特徴は、ウェブ版のほかにiPhoneやAndroid向けアプリ、さらにWindowsやMac用のクライアントが用意されており、それぞれの環境からシームレスにアクセスできることだ。多くのタスク管理サービスは、スマートフォンなどの新しいプラットフォームに後付けで対応したことで操作性がちぐはぐだったり、iPhoneには対応するがAndroidには未対応といった具合に特定のプラットフォームへの対応が遅れている場合がある。
Wunderlistは後発ということもあり、これらさまざまなプラットフォームのいずれでも違和感なく利用できるよう設計されている。現時点で複数のプラットフォームを併用している人には魅力だろうし、今後プラットフォームを移行する可能性のある人にとっても、操作性が変わらず利用し続けられるというのは便利だろう。しかもこれらがすべて無料で利用できることは、ほかの有料のタスク管理サービスと比較した場合の大きなメリットだ。
一方、タスク管理サービスとしての機能は必要最小限にとどめられている。例えばタスクの分類方法はリスト管理のみで、個々のタスクにタグやコンテクストをつけることはできない。従って複数のリストの中から特定のタグをつけられたタスクを横断的に呼び出すといった使い方には対応していない。また繰り返し設定は行えないので、基本的には単発タスクを日々片付けていくためのツールという位置づけになる。
もっとも、「Toodledo」や「Nozbe」など高機能なタスク管理ツールからの乗り換えであればいざ知らず、通常の利用であればこれで十分という人も多いことだろう。なによりアプリも含めて無料で利用できるというのは、コストパフォーマンス的には魅力的に映るはずだ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?