JVCケンウッドは2月2日、JVCブランドのビデオカメラ「エブリオ」シリーズに、Wi-Fi機能を内蔵した「GZ-VX770」(VX770)、「GZ-EX270/EX250」(EX270/EX250)の3機種を追加した。いずれも2月下旬から発売する。
JVCケンウッドのホーム&モバイル事業グループ事業企画統括部長である鈴木雅之氏は「YouTubeやFacebookといったネットサービスの台頭により、動画コミュニケーション市場が広がっている。同社ではビデオカメラに先端技術を組み込むことで、動画コミュニケーション市場に楽しさを提供していきたい。ビデオカメラは今まで運動会や学芸会など特別な日に使うツールだったが、今後は人生そのものを見守る、常に手元にあるモノへと昇華させていきたい」と新製品のコンセプトを話した。
全機種でWi-Fi Directに対応し、Wi-Fi DirectによるWi-Fi接続またはホームネットワークに接続することで、離れた場所からの基本操作に対応するという。この機能を使って、隣の部屋にいる子供の様子を離れた場所から確認する「モニタリング」機能などを備える。
またビデオカメラをインターネットに接続した状態にしておけば、人や物体の動きを検出すると、静止画を自動撮影してメール送信する「お知らせメール」、最大15秒のメッセージ動画(ファイルサイズは640×360ピクセル)を送信する「ビデオメール」機能などを内蔵する。
メール送信先は8カ所まで設定が可能。外出先で自宅にいるペットを確認したり、離れた家族に動画付き電子メールを送信したりできる。
また、スマートフォンやタブレットに撮影した動画や静止画を転送できる「動画・静止画転送」機能も装備。高画質映像をビデオカメラ本体に残したまま、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)や共有サイトに簡単にアップロードできるとしている。
スマートフォンやタブレットと連携する際は、端末側に専用アプリ「Everio sync.」をインストールする必要がある。iOS版、Android版ともにすでに公開されており、ダウンロードは無料だ。
いずれの機種も記録メディアは内蔵メモリとSD/SDHC/SDXCカード。3型のタッチパネル液晶を搭載し、撮像素子には裏面照射CMOSセンサを採用する。
VX770は、高さ57mm×幅36mm×115.5mmで重量約215gのスリムボディを採用。32Gバイトの内蔵メモリを備え、光学10倍ズームまでの撮影に対応する。レンズはF1.2のスリムレンズを採用し、最低照度1ルクスでの高感度撮影を実現している。店頭想定価格は10万円前後。
EX270は32Gバイト、EX250は16Gバイトのメモリを内蔵。両機種ともに光学40倍ズームまでの撮影ができる。ボディサイズは高さ55mm×幅51mm×奥行き117mmで、重量は約195g。店頭想定価格はEX270が7万円前後、EX250が6万円前後だ。
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