NTTドコモは1月27日、午後9時08分頃から東北の一部地域でFOMAおよびXiの音声着信、パケット発着信がしづらい、圏外となる状況が発生していたが、午後9時53分に回復したと発表した。原因は通信設備の故障だとし、引き続き状況を監視する。
影響があった地域や影響を受けたと想定される地域は、宮城県全域(栗原市を除く)、福島県全域(会津方面と郡山市を除く)、岩手県(大船渡市、一関市、陸前高田市、東磐井郡、気仙郡方面)、山形県(山形市、上山市、天童市、東村山郡、西村山郡河北町方面)。
NTTドコモは通信事故が相次いでいることで、1月26日に総務省から指導を受けた。そして1月27日の決算発表で一連の通信事故を謝罪し、その対策として1640億円かけると発表した。
◆NTTドコモの対応と謝罪
ドコモ、通信対策で1640億円投資--アプリ事業者と連携も
ドコモ、12月はスマホ100万台販売--3Qは減収減益
◆総務省が指導
総務省が相次ぐ通信事故でNTTドコモを指導--電通法の違反も
◇相次ぐ通信障害
KDDI、25日深夜に都内で通信障害--26日午前3時に回復
OCNで通信障害--海外向け通信がつながりにくい状態に
ドコモ、25日朝から都内で通信障害--午後1時に回復
ドコモ障害の原因は新パケット交換機の処理能力オーバー--最大252万人に影響
「見極めが甘かった」と通信障害でドコモが謝罪--改めて社長から説明も
◇各社のスマートフォントラフィック対策
ドコモ、spモード不具合を受け対策本部を設置--トラフィック増に対応
スマホのトラフィックをマイクロセル化で分散--WCPが提供するSoftBank 4G
スマホ全盛期のKDDIトラフィック対策--iPhone比較にも反論
スマホ通信急増にKDDI社長「設備増強している」--抜本対策は先送り
◇2011年12月末から年初にかけて発生したドコモの障害・不具合
ドコモメール約20万人に不達メッセージ届かず
ドコモのメール障害再び--通信設備故障で現在は回復
ドコモ、spモード不具合を受け対策本部を設置--トラフィック増に対応
ドコモ不具合“完全回復”はまだ--交換機はリセット完了
ドコモメール不具合は1万8698人に影響--他人のアドレスに置き換え
NTTドコモの不具合は22日昼に完全回復へ--「スマホ急増で能力十分でなかった」
ドコモ障害で今後の携帯電話業界どうなる?
ドコモ「spモード」不具合の影響は10万契約--メールサービスの一部停止
ドコモ、「spモード」で他人のアドレスに送信される不具合
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