Facebookの最高経営責任者(CEO)を務めるMark Zuckerberg氏は、2011年9月に開催された開発者会議F8の基調講演で、同社がアプリケーションを通じて「滑らかな」体験をウェブに行き渡らせると述べていた。新たな報道によると、同氏はこの約束を米国時間1月18日から実行に移す計画だという。
All Things Digitalは情報筋の話として、Facebookは1月18日にサンフランシスコでプレスイベントを開催し、ユーザーのFacebookサイト以外における行動を共有する「Open Graph」の第一弾を披露すると報じた。Facebookが打ち出すOpen Graphの一環として、この取り組みを構成するシンプルなアプリケーションが複数リリースされる予定だが、情報筋はそれらがいくつになるのかについては語らなかった。
Facebookがアプリケーション構想を進める背景には、世界最大のソーシャルネットワークであるFacebookの内外でユーザーがかかわる「行動」を、Open Graph内の1カ所に統合するという狙いがある。これにより、音楽を聴く、テレビ番組を見る、ニュース記事を読むといったウェブ上でのユーザーの行動が、Facebook上で共有され、友達もそれを見ることが可能になる。共有した友達もそこに参加して、同じことができる。Zuckerberg氏はF8で、このアイデアが「以前にはなし得なかったソーシャルアプリケーション群の全く新しい一団」を生み出せると述べた。
もちろん、これら全てが自動的に起きるわけではない。Facebookはユーザーに対し、サイトからの共有をオプトイン方式で選択することを求める。選択した後は、そのサイト上におけるすべての行動がFacebook上で友達に共有されるようになり、この状態は選択を解除するまで続く。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果