ラスベガス発--2011年に初めて「Android 4.0」(開発コード名「Ice Cream Sandwich」)を披露したとき、Googleはこのアップグレードでタブレットとスマートフォンの「Android」体験が統合されると請け合っていた。
そして2012 International CESで米国時間1月12日、GoogleのAndroidユーザー体験担当ディレクターを務めるMatias Duarte氏は、こうした方向にさらに1歩進む取り組みを発表した。
Matias氏はThe Vergeの編集者たちとの対談の中で、Googleが端末メーカーや開発者向けにIce Cream Sandwichスタイルガイドを作成したと発表した。
Android Developers Blogによると、このガイドは開発者が「世界水準のAndroidユーザーインターフェースを開発するための、原則、基本的要素、パターンについて学ぶ」ことができる場所になるという。このガイドでは、Ice Cream Sandwichの基本的なビジョンや設計方針を提示することに加え、推奨されるアイコンのスタイル、色、タイポグラフィ、文体に関する詳細を示してアプリケーション開発のアドバイスも提供する。
Androidのインターフェースに手を加える自由をメーカー各社に与えることは、長年にわたってGoogle製OSの特徴となっているが、こうした柔軟性のために、さまざまなOEMの端末全体で見ると、ユーザー体験やアプリケーション品質の一貫性のなさにもつながっている。
スタイルガイドの狙いがこの問題に対処することなのは明らかだが、Googleはこれらの推奨事項を採り入れるかどうかを任意とする、とMatias氏は述べた。ただし、ガイドラインに準拠せずに開発されたアプリケーションは浮いて見えるだろう、と同氏は付け加えた。
特集 : 年頭恒例!世界最大の家電ショー 2012 International CES
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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