Mozilla Japanは2012年1月21~22日にイベント「Mozilla Vision 2012」を開催する。ウェブ開発者に加えて、ものづくりに携わるクリエーターや教育関係者など“オープン”に関心を持つ人々と一緒に真のオープンとは何かを考え、体験、創造するイベントと説明している。
1日目は「Conference Day」として、午前にトークセッションとパネルディスカッションを開く。トークセッションは、Mozilla Japan代表理事の瀧田佐登子氏と慶應義塾大学環境情報学部長の村井純氏がナビゲーターとなって、テレビCMに登場するロボット「エボルタ」の開発者としても有名なロボットクリエイターの高橋智高氏をゲストに「オープンマインド」をテーマとして意見を交わす。
パネルディスカッションは「未来のエデュケーションスタイルを考える」がテーマ。Mozilla Foundationのエグゼクティブディレクターを務めるMark Surman氏と、子どものための技術を通して教育向上を目指す非営利組織Currikiの理事会会長兼最高経営責任者を務めるKim Jones氏がパネリストとして参加する。モデレーターは書籍「99.9%は仮説 思い込みで判断しないための考え方」で有名なサイエンス作家の竹内薫氏が担う。
1日目の午後はウェブ標準技術やMozillaの製品開発ロードマップなどを学ぶセッションが展開される。セッションにはMozilla Corporationの主要幹部が来日する。夕方にはライトニングトークが開催され、夜には講演者を交えた懇親会が開かれる。Conference Dayは東京のベルサール汐留で開催される。事前登録制で参加費は無料。
2日目の「Workshop Day」では、オープンな技術を使って、子どもから大人まで楽しめる参加型ワークショップを開く。開かれるワークショップは「Hackasaurus」「Parapara Animation」「Domova」の3つ。
Hackasaurusは「X-Rayゴール」というツールを使って、さまざまなウェブページを書き換えたり、イメージを変えたりしながら、ウェブサイトの仕組みを学ぶというもの。小学校高学年以上が対象となっている。
Parapara Animationは、スマートフォンやタブレットに手書きした絵を会場内の壁にアニメーションとなって動き出すアプリケーションを使って、参加者が描いた絵でひとつの作品を作るというもの。子どもから大人まで誰でも参加できる。
Domovaはドラッグ&ドロップなどの簡単な操作だけで自分好みのユーザーインターフェース(UI)やテーマを持つブラウザを作成するというものだ。ネットユーザーが対象だが、保護者同伴であれば、小学生でも参加できるとしている。
Workshop Dayは、東京のデザイン フェスタ ギャラリー原宿 GALLERY EASTで開催。事前登録せずに、当日会場に行けば参加できる。少人数制のプログラムのため、希望するプログラムに参加できないこともあるが、カフェスペースが用意されているので、順番を待つことができる。
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