NHKラジオ講座のテキストがアプリに--「まいにち中国語 第1巻」

 まいにち中国語は、2008年4月~9月にNHKのラジオ講座として放送されたテキストとCDの内容を収録したアプリシリーズ。本アプリはその第1巻で、発音練習を中心とした学習内容になっている。ページと連動して音声が流れるのがアプリならではの機能だ。

  • 表紙。第1巻とあるとおり、別アプリとして全6巻がそろっている

 語学学習に定評のあるNHKの講座だという安心感があるほか、1つのアプリに1カ月分の内容がまとまっており、ラジオ放送ではないため、いつでも好きな時に好きな分量だけ勉強ができるという利点がある。

 ページをめくると、音声のあるページでは、自動的に音声が再生される。画面下部に、音声用のスライドバーが表示されるので、好きな位置に簡単に移動させることができる。テキストは、ピンチイン/アウトで縮小/拡大表示を切り替えられる。

 また、好きな位置でブックマークができ、ブックマークの一覧から目的の位置にジャンプできる。苦手なところをブックマークしておけば、苦手な部分のみを重点的に復習するのに役立つ。

  • ページに合わせて音声が再生される。画面をタップすると再生関連のスライダーが表示される

 たった1カ月分とはいえ、94ページにおよぶテキストと音声は、きちんとやりこむとかなりのボリュームがある。元が「毎日」やることを目的としているため、毎日少しずつでも中国語に触れることでなじみができ、結局は中国語を身につけるための近道になるのかもしれない。

 せっかくのよい教材なのだが、アプリになったことによる欠点もある。テキスト内でのコピーができず、たとえば気になる単語のみを別のアプリにコピーして覚えようと思っても手入力するしかない(iPhoneで中国語キーボードをオンにしないと簡体字は入力できない)。また、マーカーなどを引きたいと思っても引けない。そのため、書き込みが必要なカ所では、別途ノートなどを用意して学習することをお勧めする。

 最近では、中国企業との取引の増加や日本企業の中国進出により、中国語学習のニーズが高まっている。「語学に王道なし」とも言われるが、地道な努力こそが語学習得の王道といえる。他のアプリと比べると6巻すべて揃えた場合の価格が高いと感じられるかもしれないが、元々のラジオ講座のテキストとCDを別々に購入するよりはお得だろう。

  • ブックマークを付けておくと、復習の際に便利だ

  • 目次は各ページの右下に表示される検索アイコンをタップすると表示される

>>まいにち中国語 第1巻のダウンロードはこちらから

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]