Real英会話は、日常的なやりとりで使えるフレーズが「これでもか」と詰まったアプリ。教材としてだけでなく、「こんなとき何て言えばいい?」と悩んだときに場面からフレーズを探すこともできる。また、随時新しいフレーズが追加されているのも魅力だ。
基本的には学習したい表現をカテゴリから選択して、その表現を含む会話をテキストと音声で確認する。この会話画面は、目的のフレーズを含む会話表現になってはいるが、音声は文章ごとに独立しており一文ずつタップして聞くことができる。会話の素早いやりとりを聞くのではなくそれぞれを確認しながら聞けるため、英語の初心者でも安心だ。
画面左上のCDアイコンをタップすると、すべてを自動的に連続して再生してくれる。「ランダム」モードをオンにすると、自分では想像していなかった場面が再生されるので面白い。
取り上げられている表現は、まじめな教材にありがちな堅苦しい表現ではなく、日常の1コマを切り取ったような親しみやすさだ。実際に、自分が日本語で話すような表現が多いと感じるだろう。「テリー先生にフレーズリクエスト」というセクションがあり、自分の言いたいことを訳してもらうこともできる。こちらは、日々更新されており、気に入ったフレーズをお気に入りに保存しておくと便利だ。
アップルのGame Centerとリンクした「フレーズクイズ」コーナーも楽しい。英文を聞いて正しいと思う意味を選択する。速く回答するほどスコアがアップするしくみだ。3回間違えると終了する。ゲーム感覚でがんばるうちに、英文を聞いて瞬時に理解する力が身に付くというわけだ。1つのレベルをクリアしないと次のレベルには進めない。ゲームだと思うとムキになってやってしまう心理をうまく突いている。
アプリの利点を生かして短時間でゲームをしたり、フレーズを確認したりできるため、ちょっとした空き時間を利用して進められる。仕事からプライベートまで、さまざまな場面が取り上げられているので、辞書的に利用するのもよい。TOEICなどの試験対策というよりも、日常業務で英語が必要な人に役立つだろう。
>>Real英会話のダウンロードはこちらから
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス