NEC、52型の“テーブル”端末「X-info Table」--マルチタッチで直接操作

 NECは11月8日、パイオニアソリューションズ(PSC)と共同で開発したマルチタッチ操作が可能な大型タブレット端末「X-info Table(クロスインフォテーブル)」を販売開始すると発表した。価格はオープン。2012年2月に出荷開始の予定で、政府、自治体、大学、研究機関、企業などに向けて幅広く販売するとしている。

 X-info Tableは、52V型フルHD(1920×1080画素)という大型で高精細のタッチパネル付きディスプレイをテーブルに組み込んだもの。OSはWindows 7を採用している。10点までのマルチタッチ機能を搭載しているため、大画面に表示した文書や写真などをタッチ操作で直感的に編集できる。災害対策本部など、複数メンバーによる素早い情報収集や分析が必要な場に適しているという。

  • 情報活性化ソリューション「X-infoシリーズ」の活用イメージ

    製品パンフレットより

 また、インターネットやUSBメモリ、ネットワークで繋がった他のPCやタブレット端末、スマートフォン、付属スキャナでデジタル化した紙文書、TransferJet対応デジタルカメラなどの情報を取り込めるほか、別売のオプションを利用することで、地理空間情報システム(GIS)などとも連携できる。

 さらに、別売オプションの遠隔会議システムを利用して、X-info Table同士をネットワーク接続することで、遠隔地とも容易に情報共有できるという。

X-info Tableの主な仕様
ディスプレイ 52V型 フルHD(1920×1080)
タッチパネル マルチタッチパネル(最大10点)
サブディスプレイ出力 2出力
音声出力 最大7.5W(8Ωx2)
USBポート(USBメモリ・推奨周辺機器専用) 3ポート
TransferJet TransferJet対応デジタルカメラサポート
スキャナ サイズ自動検出、A4、A5、A6、B5、B6
ネットワークディスプレイ(ネットワーク仕様) TCP/IP、IPv4※最大同時接続表示数 4台
CPU インテルCore i7プロセッサ
OS Windows 7
外形寸法(幅×高さ×奥行き) 1600mm×900mm×1000mm
質量 160kg
電源 AC100V±10V 50/60Hz(国内専用)
消費電力(定格) 420W

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