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デジタルメモ「ポメラ」が11.9mmのフラット型に--「ブギーボード」に保存機能も

坂本純子 (編集部)2011年11月08日 18時12分
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 キングジムは11月8日、フルモデルチェンジしたデジタルメモ「ポメラ DM100」と保存機能を搭載した電子メモパッド「Boogie Board Rip(ブギーボード リップ)」を発表した。DM100の価格は3万7800円で発売日は11月25日。Boogie Board Ripの価格は1万4800円で、発売日は12月2日。

最薄部11.9mmのストレート型に一新--従来製品も併売

  • 「Boogie Board Rip」と「ポメラ DM100」

 DM100は従来の折りたたみ型からストレート型へとデザインを一新した。最薄部は11.9mmと薄くなったほか、縦横のキーピッチを広げて打ちやすくした。ポメラを開くと自動的に電源が入るため、従来以上に速く起動できる。

 シリーズ初となるバックライト付き液晶と電子辞書機能を搭載し、画面は5.7インチサイズで高解像度SVGA(800×600ドット)のTFTモノクロ液晶を採用している。打ちやすさを追求した最上位機種という位置付けで、折りたたみタイプの「DM20」「DM100」「DM5」とは併売される。

  • 5.7インチ(800×600ドット)のTFTモノクロ液晶を搭載

 PC版ATOKユーザー辞書から最大約2万語(語句7文字、読み7文字)をDM100にインポート可能になったほか、新たにモバイル端末用に再編集した大修館書店の「明鏡国語辞典MX」と「ジーニアス英和辞典MX」「和英辞典MX」を搭載。知りたい文字を選択し、辞書のボタンを押すだけでテキス入力中にいつでも単語の意味を調べられる。

 さらにBluetoothの採用により、無線でのデータ転送やiPad、iPhoneなどの外付けキーボードとしても対応する。テキストの縦書き表示や親指シフト入力方式にも対応した。

 編集中のテキストは最大4800文字までQRコードに変換可能できる。変換されたQRコードを携帯電話などで読み取ることで、メールで文章を転送できる。さらに表形式の入力が可能で、CSV形式の表を作成できる。報告書や住所録など、表形式での入力が可能だ。

  • 色はブラックのみ

 多くの機能を搭載しながら、ポメラシリーズで最長の駆動時間となる約30時間駆動を実現した。これは単3形アルカリ乾電池を2本使用の場合で、エネループ使用の場合は約25時間駆動となる。

  • 液晶はここまで倒せる

  • 右端についた「Pomera」ロゴ。クリップをイメージしたデザインで、ストラップのためではないという

  • ポメラの背面

単4から単3電池に変更--「ストレート型にしたからできた」

 ポメラの基本コンセプトは、大型のキーボードを搭載し、待たずに使える起動時間、手に入りやすい電池駆動でかつ小型軽量にこだわった製品だ。ポメラシリーズは2008年の発売から累計で20万台を突破したという。

 キングジム 開発本部商品開発部の立石幸士氏は、「いままでのポメラシリーズから比べると、DM100はかなり変わっていると思う。そういう思いを込めて、一気に飛んだ数字を付けた。乾電池で20時間以上動くことやコンパクトさを特長としながら、より快適に文章を書かけることなどやりたいことを制約の中でいっぱいいっぱい盛り込んだのが今回のポメラ。単なる道具としてだけでなく、文具としてのポメラを楽しんでほしい」と語った。

 今回は駆動時間などの問題からこれまで避けてきたバックライトやBluetoothなどを搭載している。これについて「Bluetoothを搭載したのは、つながる機器が3年前より多くなったから。ポメラである以上、駆動時間が最優先なので最低限の機能にしている。バックライトなどを入れつつ長時間化できた大きな理由は、単4アルカリ乾電池から単3へ変更したことにある。それができたのはストレートタイプを採用したから。低消費電力の液晶を採用しており、CPUもPCとは比べようがないほど低処理能力のものを使っている」(立石氏)と説明した。

「データ保存」機能を搭載したブギーボード

  • Boogie Board Ripと10.5インチLCD液晶のブギーボード

 ブギーボードは、付属の専用スタイラスや指先を使って文章や絵などを描画できる電子メモパッドだ。米国Kent Displaysの子会社であるiMPROV ELECTRONICSが販売している電子メモパットで、2010年10月からキングジムが輸入販売を行っている。

 ブギーボードは「消去ボタン」で描画したものを一瞬で消去することができ、消去以外は一切電力を消費しないのが特長だ。コンパクトかつ軽量で、米国で2010年に発売されて大ヒットになったという。日本ではこれまで8.5インチLCDタイプと10.5インチLCDタイプが発売されている。

 最新モデルとなるBoogie Board Ripは、新たに「データ保存」機能を搭載した。これは、従来のユーザーから最も要望が多かった機能だという。メモを書く前にボード上部の「Wakeボタン」を押すことで、データを保存できるスタンバイ状態になり、専用のスタイラスでメモを書いた後、Saveボタンを押すとその内容が内蔵メモリに保存される。PDF形式データで8Mバイトまで保存することができ、保存したデータは、本体を付属のUSBケーブルでPCと接続することで転送できる。

 Kent Displays President & CEOのJoel Demino氏が来日し、「ブギーボードは、発売から累計100万台を年末に達成する予定。日本でも高い評価を受けている。米国に続いて日本は世界で2番目に大きな市場」と日本の市場を重要視しているとした。

  • Boogie Board Ripの特長

  • PCと接続するとデータを取り込める

  • PDFで、文字を拡大してもキレイに読める。これは300%の拡大

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