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改装「カンバン娘」がつなぐ飲食店情報サービス

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 いわゆる“看板”スタッフを活用して飲食店と顧客をつなぐ、そんなサービスがある。「カンバン娘」だ。2010年5月に公開されたサイトにはずらりとお店の看板となるスタッフの写真が並び、お店の情報や雰囲気を楽しく伝えてくれる。多くのレストランガイドが食べ物などの提供物をメインイメージにしていたのに対し、カンバン娘はスタッフという切り口を使うことで、認知度をあげることに成功している。そして11月1日、このカンバン娘が新たにソーシャルを身にまとってリニューアルした。

 サービスの中心となるのはやはりスタッフとのコミュニケーションだろう。サイトにユーザー登録してログインすると、マイページが提供される。自分がすでに知っているお店が登録されていれば、スタッフを見つけて「ごひいきスタッフ」に登録したり、タイムラインでコミュニケーションをしたりと、いくつかの方法でスタッフとコミュニケーションできるようになっている。自分が所持している「おひねりポイント」を使って、ひいきにしているスタッフに“チップ”としてポイントをプレゼントすることも可能だ。店舗情報もひもづいているので、そのスタッフ経由で店舗情報を取得することも可能だ。

  • スタッフページ

  • マイページ

  • 店舗ページ

 カンバン娘代表取締役の高崎航氏は元々大手飲食チェーンを経験後、ウェブ業界に転身、現在も飲食店を経営している。彼はその自身の経験から、従来のレストランガイドではできない、人を通じた集客に注目したという。「お客さんはスタッフについているんです。しかし、そこはオフラインの世界。カンバン娘はそれをオンラインにもっていきたかった」(高崎氏)

 2010年5月のオープン当初からソーシャル的に組み立てず、あえてカンバン娘が目立つようなシンプルなサイト構成にしていたことについては、「戦略。最初は話題性を狙った」とその経緯を振り返る。ビジネスモデルも明確だ。ユーザーに対してはこのサービスを無料のコミュニケーションプラットフォームとして提供し、店舗に対してはソーシャル性のあるCRM、顧客管理ツールとして月額課金のモデルで提供している。

 店舗開拓に関しても「ユーザーが、あそこの店員がよかったと発掘してくれる場合がある。そういう声をお店に届けることで、自分達のサービスを使ってくれるきっかけにもなっている」という。利用料金は月額1万円で現在の利用店舗は170店舗ほど。掲載されているカンバン娘、カンバン男子は300人になるそうだ。

 実際にユーザー登録をして使ってみて、若干迷ってしまったのは、ファーストログイン後のトップページにつながりを感じさせる情報がなかったことだ。たまたま知ってる店員が並べばそこから探っていくことも可能だが、それよりもFacebookやTwitterのソーシャルグラフ情報で自分に関わりのある人間から辿った方がスムーズだ。適当に選んだカンバン娘のタイムライン情報から友人をみつけ、彼らをフォローすることでようやくつながりのある情報を手に入れることができた。このあたりはこれからブラッシュアップされていくだろう。

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