NECカシオモバイルコミュニケーションズは10月31日、各通信事業者から発売される冬モデル新商品を紹介した。同社代表取締役執行役員社長の田村義晴氏が登壇し、スマートフォンブランド「MEDIAS」の戦略や今後の展開を説明した。
冬モデルでは、NTTドコモから防水スマートフォン「docomo NEXT series MEDIAS PP N-01D」(11~12月発売予定)と、Xi対応スマートフォン「docomo NEXT series MEDIAS LTE N-04D」(2012年2月発売予定)が、auからコンパクトな防水・防じんスマートフォン「MEDIAS BR IS11N」(12月下旬以降発売予定)が、ソフトバンクモバイルからビューティースマートフォン「MEDIAS CH SoftBank 101N」(2012年1月以降発売予定)が発売される
同社は3月に最薄部7.7mmのスマートフォン「MEDIAS N-04C」、6月に防水スマートフォン「MEDIAS WP N-06C」の2機種を発売しているが、いずれもNTTドコモのみから発売されており、田村氏は「ようやく念願の3キャリアで展開できた」と喜びを語る。
MEDIASシリーズは冬モデルから、機能とデザインを両立した「MEDIAS X」、最新デバイスとモビリティを両立した「MEDIAS Z」、手軽さと使いやすさを両立した「MEDIAS U」の3つのラインに細分化される。MEDIASとMEDIAS WP、そして今回発売されるMEDIAS PPとMEDIAS CHはX、MEDIAS LTEはZ、MEDIAS BRはUという位置付けとなる。
田村氏はMEDIASでは、同シリーズの特長である“薄さ”だけでなく、「モノ」と「コト」の2つの視点から新たな価値を提供していくと説明。モノには、持ち運びやすさやプラットフォーム、防水・防じん技術、コトにはMEDIASならではの快適な操作感や、腕時計「G-SHOCK」とのワイヤレスリンク、紫外線や体脂肪を計測できるライフログセンサーなどを挙げ、他社製品との差別化を図りたいとした。
海外展開も推進していく。同社は米Verizon Wireless向けに米国MIL規格に準拠したタフネスケータイ「CASIO G'zOne Ravine」などを供給しているが、今後は欧州や中南米でも事業者を拡大していきたい考えだ。また、MEDIAS WPをベースに防水・防じん性能を備えたグローバルモデルを2012年以降にも販売していきたいとした。
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